実は私は、GRAPHISに入団した当初そこまでボランティアをしたいという意識があったわけではありませんでした。
ですが、昨年の夏に実際にカンボジアに足を運び、考えが大きく変わりました。
カンボジアは私たちの想像以上に発展していて、都市部にはショッピングモールなどがあったり、子どもたちがスマートフォンを駆使していたり。だからこそ、医療現場もかなり発展しているのではないかと思っていました。
しかし、実際の医療体制は本当にまだまだでした。日本では考えられないような環境で、治療を待っているたくさんの患者さんや休む暇なく働き続ける医療従事者の方々。彼らを前に私たち大学生は一体なにができるのでしょうか。
私は文系学生で、医療への専門的な知識はありません。環境を一新できるほどの大きな力もありません。しかし、分かりやすい大きな成果に拘るだけでなく、カンボジアの医療のために何ができるのか、考えて行動することこそが大事なのだと感じています。
大学生だからこそできることに重きを置き、これからも考え続けながら、学び続けながら活動していきたいです。