こんにちは!群馬カープです!!
生憎の天気が多い今日この頃ですが、、☔️
今回はですね、6月中旬に行われた
第6回オンライン定例研究会についてお伝えします✨
担当は fluflu です、よろしくお願いします🌱
今回の定例研では、初めてのメンバーが3人もいらっしゃいました✨
なんと、、!!
山形から参加してくださった方もいらっしゃったんです~👏🏻😳
オンラインの力の偉大さを改めて感じました。
それでは、今回の定例研の内容をお伝えしていきます!
第6回では、SDGsの3番、
『すべての人に健康と福祉を』
についての内容をみんなで学んでいきました✨
この目標は、
母子保健を増進し、主要な感染症の流行に終止符を打ち、非感染性疾患と環境要因による疾患を減らすことを含めて、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
というものになっています。
(出典:SDGs3「すべての人に健康と福祉を」
http://oxygen-media.net/archives/561)
💭🤔ん~~
って感じですよね。笑
ここから一緒に見ていきましょう🐾
目次
- SDGsとは?
- SDGs3番について
- 世界の現状
- 日本の現状
- ディスカッション
当日は👆🏻この目次で進んでいきました。
あ、一番最初には自己紹介として3つのグループに分けて交流を深めていきましたよ🙌🏻
ここからは、3番目の世界の現状について見ていきたいと思います!
私たちは生きていく中で病気にかかれば医療機関を受診し、年をとれば介護による生活援助を受けることができますね。
しかし、世界を見ると医療や介護など福祉が充実している国や地域はそれほど多くはなく、たくさんの人々が医療機関にかかれないことで命を落としています。
(出典: SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の取り組み内容とは?
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/health_and_wellbeing_sdgs/8393/)
それではここで皆さんに質問です!
Question. 1
5歳まで生きられない子供たちは世界にどのくらいいるでしょうか。
(2016年の1年間)
Answer. 1
560万人
もいるんです。
これは5秒に1人の子どもがなくなる割合です。
けっこう衝撃ですよね。
今もなおと考えると胸が痛みます。
では、
Q.2
どの地域にこのような子どもたちは多いでしょうか。
A.2
1位は、サハラ以南のアフリカ 286万人
これが 50.7% 半分以上ですね。
2位は、南アジア 171万人
30.4%です。
(出典: すべての人に健康と福祉を
https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-3.html)
では次に、その中でも
Q.3
生後28日(4週)以内に命を落とす新生児は年間どれくらいいるでしょうか。
A.3
年間 250万人 もいるんです。
1日あたりだと7,000人にものぼります。
(出典: SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」で解決するべき問題と現状とは
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/health_and_wellbeing_sdgs/4719/)
他にも様々な事例はありますが、
これらの現状が起こっている原因は何でしょうか。
それは、小さな子どもたちは抵抗力も弱く、特に発展途上国のような環境の整っていない地域の子どもたちにとっては、先進国であればすぐに治療できるような病気でも命を失う原因になります。
主な死因として
・伝染病、感染病
・肺炎
・下痢
・出産時の合併症
が一つ目に挙げられます。
伝染病や感染病は、
はしか、マラリア、百日咳
などがあります。
出産時の合併症は、部屋や器具等の環境が整っていないため、菌が侵入して感染症を引き起こします。
これらは予防が行き届かず、十分に受けることができないため、多くの子どもたちが命を落としています。
(出典:子どもの命を救おう!「すべての人に健康と福祉を」達成のために必要な支援は?
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/health_and_wellbeing_sdgs/4713/)
では次に、予防の観点において
予防接種を受けられる割合を見ていきましょう。
日本では、10人いたら9.9人は予防接種を受けられます。
世界でみると、10人いたら8.6人です。
それでは、具体的に
Q.4
赤道ギニア🇬🇶とウクライナ🇺🇦では、何人が予防接種を受けられるでしょうか。
A.4
10人いたら、たったの1.9人しか受けられません。
5人に1人も受けられないのです。
(出典: 5.6秒に1人
https://www.unicef.or.jp/special/18sum/)
読んでくださってる方の中に予防接種を受けたことないという方はいらっしゃいますか?
きっと一度は誰しもが受けた経験があるかと思います。
改めて恵まれている環境だと実感させられますね。
SDGsでは、世界全土に医療を完全に普及させ、全ての人が安全で効果的な医薬品とワクチンを利用できるようにすることを目指しています。
そのためにもワクチンに関する支援は、目標達成において不可欠な要素となっているのです。
(出典:SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の取り組み内容とは?
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/health_and_wellbeing_sdgs/8393/)
ではこのように様々な問題がある中で、実際に何か改善していることはあるのでしょうか。
あるんです✨
例えば、
・予防接種により、2000年~2017年までにはしかによる死者が80%減少した
・サハラ以南アフリカでは、2000年~2017年にかけて
15~49歳の人口に占めるHIV感染者が37%低下した
・結核感染者が2000年~2017年にかけて21% 低下した
など、予防接種により多くの疾病に対してとても大きな影響を与えていることがわかります。
しかし、まだ
結核は1年間に1,000万人が発症している現状があったり、
マラリア症例数も2分に1人の割合で5歳以下の子どもが亡くなっています。
(出典:持続可能な開発目標(SDGs)報告2019
ですがマラリアは、治療、予防は可能な疾患です。
蚊を駆除するための蚊帳を用いたり、抗マラリア薬の予防内服を用いたりと、今もなおゼロマラリアを目指して前進しています。
(出典:マラリアとは
https://www.malarianomore.jp/malaria)
また、これらの原因の二つ目として
・栄養不足
・衛生環境の質の低さ
・十分に受けられない医療サービス
・母親の年齢の低さ、出産により命を失ってしまう
というものが挙げられます。
妊産婦の死亡率についても改善が必要とされており、
近年死亡率は低下しつつあるものの、2015年には年間約30万人の妊産婦が妊娠、もしくは出産中の合併症で命を落としています。
これは女性の社会的地位の低さや、その国の風習で望まなくとも子どもを産まなければならない現状によって起こっています。
(出典: 子どもの命を救おう!「すべての人に健康と福祉を」達成のために必要な支援は?
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/health_and_wellbeing_sdgs/4713/)
日本に住んでいてはあまり実感しにくい内容が多かったですね。
改めて、まずは私たちが "知る" ことが大事だなと感じました。
続いては、日本にも通ずるような世界の現状の事例です。
皆さんは、
非感染性疾患
って聞いたことがありますか?
これは、人から人へ伝染することなく長期間に渡り、一般的に緩やかに進行する疾患のことです。
言い換えると、
NCDs (Non Communicable Diseases)と言いまして、
がん、循環器疾患、糖尿病、生活習慣病などがあります。
具体例を聞くとけっこう身近なものですよね👂🏻
身近な分、私たちに多く影響を与えているものではないかと思います。
このNCDsが世界に与える影響を見ていきましょう。
まず、このNCDsによる死亡者数は、年間4,100万人に及ぶと言われています。
ではここで久々に、、
Q.5
これは、世界全体の全死因の何%でしょうか。
A.5
なんと71%にものぼります。
10人いたら3人以外は、みんなNCDsによって亡くなっているんです。
心疾患は1790万件にもおよび、がんは世界で900万人となっています。
(出典: SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲットにある「非感染性疾患」の実態は?
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/health_and_wellbeing_sdgs/8061/)
加えて、驚異的な内容として、
全世界の成人の 1/3 はなんと高血圧なんです。
これは他人事にできないですね。
印象として怖いなぁ自分大丈夫かなぁという思いになった方もいらっしゃるかもしれませんが、
落ち着いてください。
早期に介入すれば、心疾患や脳卒中の80%が予防可能なんです。
早期発見、早期治療はとても大事だと言われます。
(出典:非感染性疾患(NCD)の予防に向けて行動
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2012/002071.php)
皆さん、自分の体に意識を向けてあげてくださいね。
では、最後に日本の現状についてお話しします。
今回は世界の現状と関連して、
日本におけるNCDs
です。
早速。
Q.6
2017年の日本における死亡原因TOP3はなんでしょうか。
A.6
これは知ってらっしゃる方も多いですかね。
- がん 27.9%
- 心疾患 15.3%
- 脳血管疾患 8.2%
となっています。
これ、この3つ、全部NCDsなんですよ。
なおさら、他人事にできなくなりましたね。
主な原因としては、皆さんご存知だと思いますが
・喫煙
・アルコールの摂取
・不健康な食事
・運動不足
などなどがあります。
(出典: SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲットにある「非感染性疾患」の実態は?
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/health_and_wellbeing_sdgs/8061/)
運動不足は特にこの時期、みなさん引っかかるのではないでしょうか。
ぜひ。
運動してください。
そして、最後に。
3グループに分かれてディスカッションをしていきました。
お題としては
①今日の定例研究会を通して学んだこと、感じたことを共有しよう!
②世界や日本の現状を改善するためにプロジェクトを考えよう!
※ここでは、現実問題は考えません!
お金がない?いいえ、あります。
思う存分、大きな夢を語ってください☆
③今度は現実的に考えて、、
自分たちができる身近な取り組みを考えよう!
の3つで話し合っていきました!
簡単に一部ご紹介すると。
①今日の定例研究会を通して学んだこと、感じたこと
・一人一人の人生があるのに、幼くして命を落とさねばならないことがやるせない。
・日本においてはNCDsに目を向けることが大切なんだと知れた。
・世界の 1/3 が高血圧という内容が印象に残った。父親もそうなので気をつけていかないと。
etc...
②世界や日本の現状を変えるためのプロジェクト
・ワクチンを全ての人に届ける
・発展途上国での医療や環境の質を高める
・女性の初等教育を充実させる
・タイムマシンを作る😳→過去に戻って多くの人を救う
etc...
すっごくおっきな夢ですね🦄
希望的です☆
③自分たちができる身近な取り組み
・まずは自分たちが世界や日本の現状を知る
・生活習慣に気をつける
・コロナにかからない!広めない!
・ペットボトルキャップの回収のような取り組みに参加してワクチンを届ける
etc...
他にもたくさんの意見がありました。
話し合った内容を皆さんで実践していただきたいと思います。
やはりSDGsは知ることはもちろん大切ですが、知った後にどうするか。
ここが重要ではないかなと思います。
私たちの小さな一歩が世界を変える大きな一歩になりますね✨
なによりも、まずは皆さんが健康で元気に過ごせることを願っております🌱
以上群馬CARPがお伝えしました😊
次回は、
第7回オンライン定例研究会
SDGs6番
安全な水とトイレを世界中に
の報告をします💧✨
お楽しみに🙌🏻