夏の風物詩〜浴衣〜

みなさんこんにちは!!日和のまゆぽんです!

今日は、夏の風物詩、浴衣について記事を書きたいと思います!


1.浴衣の歴史

浴衣は、平安時代の貴族が、蒸し風呂に入る際に着用されていました。ちなみに、蒸し風呂とは、入浴とは言っても現在のように湯に浸かるのではなく、蒸気を浴びるお風呂で複数の人と入浴することとなり、汗取りとやけど防止、裸を隠す目的があったとされています。つまり、最初は今のようなおしゃれ着ではなく、入浴用の着衣でした。そして名前は「湯帷子(ゆかたびら)」でした。素材は、でできていました。

やがて、湯船が普及し、裸で入浴する習慣が広まると、綿素材で汗を吸い風通しの良いことから入浴後の着物や寝巻きとなりました。

江戸時代以降になると、これが夏衣として広く愛用されるようになり、浴衣と名前も変わりました。そして、素材も麻ではなく木綿が主流になりました。

2.浴衣の模様

現代の女性が着る浴衣は、色とりどりの模様をあしらったものがほとんどですが、伝統的な浴衣は藍で模様を白く染め抜いた生地で仕立てられたものです。これは、「中形染」と呼ばれます。藍で染めることは、虫除け効果がありました。また、白には夏らしい涼しさの要素があったため、この2色がよく使われたそうです。

近年よく比較される2つの柄について紹介します!

古典柄

古典柄は江戸時代以降の日本の着物や振袖の柄として扱われている文様のことを言います。花柄や、季節や自然を感じさせる柄が多くなっています。

モダン柄

モダン柄は、おしゃれさを重要視した、洋風で現代的な柄です。模様は、レースやリボン、ハート、蝶、薔薇などが比較的多いです。また、モダン柄の花柄は古典柄のような和花ではなく、明治以降に日本にやってきた薔薇や百合などの洋花です。古典柄の花のサイズよりも大胆なほど大きく描かれら特徴があります。

3.浴衣と着物の違い

大きく分けて五つ違いがあります。まずは先ほども言ったように、使用用途です。浴衣の方がカジュアル、着物の方がフォーマルな場面で使われることが多いです。

二つ目は、長襦袢の有無についてです。着物は長襦袢(半襦袢)を着た上から着るのに対して、浴衣は長襦袢を着用せず、下着の上に直接着ます。


そして三つ目は、帯の違いです。着物の帯には、袋帯や名古屋帯、半幅帯などありますが、浴衣に分厚い帯を締めると暑苦しくなるため、半幅帯や兵児帯(へこおび)を締める。

名古屋帯

兵児帯

そして履物は、着物は足袋を履いてから下駄などを履きますが、浴衣は足袋を履かずに素足のまま下駄などを履きます。

最後に、記事です。着物の生地には、絹・木綿・ウール・ポリエステルなどが使わら一方で、浴衣の生地には、綿・コーマ・綿麻・ポリエスエステルなど、暑くなりにくい生地が使われます。


いかがでしたでしょうか?このご時世、なかなか浴衣を着る機会が減っていますが、できるだけ早い収束を願うばかりです。そして、収束したら、浴衣を着て出かけたいものですね!

なるみ
2020.07.21

はじめまして!
だから浴衣はこんな漢字だったんですね!!
歴史を知ると面白いですね。そしてますます浴衣やお祭が恋しくなっちゃいました。。(笑)
これからも更新楽しみにしています✨

HINAKO
2020.07.21

夏はいつもの洋服とは違い、浴衣を着てお洒落を楽しめる季節なのにイベントも中止が多く残念なことです。次に着られる機会がくるまでに、綺麗に浴衣を着る練習をしておきます!