こんにちは!お久しぶりです。日和のまゆぽんです!
みなさん、「正座」をする機会は多いのではないでしょうか?しかし、私の英語の外国人の先生によると、先生が正座をすることはとても難しいそうです!つまり正座はきっと、日本人特有の文化なのでしょう。ということで今日は正座についての記事を書きたいと思います!
1.日本人の正座の由来
正座が日本で広まったのは、江戸時代のことでした。案外歴史は浅いのですね。これは、将軍が、目の前の家臣が急に襲ってこないように、足が痺れてすぐに立つことのできない正座を命じたからだと言われています。その背景には、畳の普及によって、木材だった床よりも正座をする時に痺れにくい床に変わったことがあります。また、畳であぐらをかくよりも、正座の方が綺麗な姿勢を保てるからという説もあるそうです。
ちなみに、それ以前の日本人の座り方といえば、「あぐら」か「立てひざ」だったとされています。今では当たり前である茶道での正座も、なんと昔はあぐらで行っていて、千利休さえあぐらをかいていたそうです。一方の「正座」は、庶民が身分の高い人の前で平伏する際など限られた場面での姿勢として使われていました。
そして、明治時代になると、「正座」は、日本人の正しい座り方として広まりました。これは、明治新政府が、国民に等しく修身教育を施すにあたり、外国文化との対比を強調しようと、日本人としてあるべき正しい座り方として正座を選んだからです。
さらに、江戸時代で大流行した脚気という病気の原因が、正座だと考えられていましたが、それが明治時代に、栄養不足だと判明したことも正座の普及を広めた大きな理由だと考えられています。そして、畳のさらなる普及によって、さらに正座が広まることになったそうです。
2.正座の影響
一見足に悪そうな正座ですが、実は、正しい座り方をしたら痺れず、足にも悪くないそうです。
背筋を伸ばし、膝を意識して座るようにすると、足の血管がさほど圧迫されにくくなるのでしびれにくくなるそうです。
しかし、O脚になってしまうという影響はあるそうなので、できる限り正座は避けた方がいいのかもしれません。
いかがでしたか?古来からあると思いがちな正座でしたが、家臣を従わせるためなど、江戸時代らしい理由で江戸時代から始まっていたようですね。
足が痺れない方法はみなさんぜひ試してみてください!
江戸時代以前は女性もあぐらや立てひざで座っていたのかも気になりました。
また、正しくない姿勢で正座をすることで足の血管が圧迫されるとは知らなかったので、今後は正しい座り方を身につけていきたいと思いました。
正座は上手に座ると凛としていて美しいですね。和のお稽古には必須となりますが、正直私はいつまてたっても苦手です。いつか足が痺れない上手な座り方を習得したいです💦