こんにちは。日和のhinakoです。
梅雨が明けて8月になり、茹だるような暑さで溶けてしまいそうですね。日頃顔を見て様子を知ることが出来ない人達は、どうしているかなと思ってしまいます。今はいろいろな便利な方法で連絡をとることができますが、今回は昔ながらの季節のご挨拶、「暑中見舞い」の由来についてご紹介したいと思います。
「暑中見舞い」の由来
暑中見舞いは季節のご挨拶方法のひとつであり、由来はお盆の風習にあります。里帰りの際にご先祖様に供物を持参してご挨拶をする習慣が、大正時代に簡素化されたこともありお中元に変化していきました。そこで暑い夏に相手を気遣いご挨拶する習慣は、暑中見舞い葉書を送ることが一般的となりました。
送る時期は?
「暑中」とは夏の暑い時期という意味で、小暑と大暑を合わせたおよそ30日間です。暑中見舞いを送る時期は梅雨が明けてからになりますが、小暑から立秋頃までを指す場合と、夏の土用を指す場合があります。また立秋を過ぎてから贈答品や手紙を送る場合は、暑中見舞いではなく「残暑見舞い」にして8月末までに届くようにします。
- 小暑……7月7日頃~大暑までのおよそ15日間
- 大暑……7月23日頃~立秋までのおよそ15日間
- 夏の土用……立秋前のおよそ18日間
- 立秋……8月7日頃~処暑までのおよそ15日間
「暑中(残暑)見舞い」の文面構成
- 暑中(残暑)見舞いの挨拶
- 相手の安否を気遣う言葉、無沙汰を詫びる言葉
- 自分の近況
- 相手の健康や息災を祈る言葉
- 後付(日付、差出人名など)
※「見舞う」という言葉は本来目上の人から目下の人に使う言葉なので、「暑中お伺い申し上げます」「残暑お伺い申し上げます」となります。文章も敬語を使うように気をつけます。
「暑中見舞い」は必ず送らなくてはならないものではありません。どうしているかな?という気遣いから、「送りたい」と思う気持ちを大切にするといかがでしょうか?その気持ちが相手にも伝わり、暑中見舞い葉書を送られた方もとても嬉しいのではないでしょうか。ポストを覗く方も、お気に入りの葉書で書く方も、この夏楽しんでみませんか?
お中元といい、年賀状といい日本には何かを送る文化や心配する特徴があるなぁと思いました。こう言うところこそ絶やさず相手を思いやる心として残していきたいですね!!
中学生までは暑中見舞い、年賀状共に毎年欠かさず書いていたのですが、最近だとSNSで年中知り合いとも連絡が取れるため、わざわざ文書として送る風習が薄れてきているようにも思えます、、、年末には年賀状の文化を考え直すイベントも考えたいですね!