こんにちは! 日和のまこです。
今日は、広島県にある世界遺産のうちのひとつ、 厳島神社 について、お話ししようと思います!!
皆さんもご存知かと思いますが、厳島神社は、松島、天橋立と並ぶ「日本三景」としても有名です。なぜ海の上に建てられたのか、どこがどう有名なのか、疑問に思ったことはありませんか?
1. 歴史
嚴島神社が建てられたのは593年、佐伯鞍職によると言われています。
その後平清盛が、安芸守(あきのかみ)になったことにより、嚴島神社を厚く信仰。
武士として初めて太政大臣となった清盛は、1168年頃に厳島神社の象徴でもある海上社殿を造営したといいます。
なぜここで急に平清盛が社殿を造営したかと言うと、これは、ある一つの 夢 から始まったと言います。29歳という若さで、瀬戸内海の制海権を手にし、巨額の富を得た清盛。
「平家物語」によると、この頃に清盛がみた夢の中で、僧が清盛に「厳島神社を造営すれば、必ず位階を極めるだろう」というお告げをしたそうです。
そのお告げを信じた清盛は、厳島神社の造営を行い、篤く信仰しました。
そして今では、このような清盛キャラクターまでできるほど、宮島と深く関わっています。
2. 厳島の美しさとは?
厳島神社といえば、海の上にスラッとたたずむ姿が美を感じさせますよね。
工事も難しく、海水によって木材も腐りやすくなるはずなのに、様々な工夫をしてまで海の上に建てたのには、ある理由があります。
それは、宮島全体が 神 と捉えられていた、ということ。
宮島は、島の形が「女神の寝姿」と言われており、
木を切ったり土を削ることで島の「ご神体」を傷つけないようにと、潮の満ち引きのある場所に造られたのです。
どのようにして、腐りや傾きを維持しているのかということに関しては、次回のコラムで紹介したいと思います(^^)
3. 潮の満ち引きと厳島神社
厳島神社の魅力といえば、なんといっても 潮の干満 で、昼間と夜とその表情をガラリと変えるところにあります。
ここですごいのが、厳島神社はもともと、宮島の入り江に立てられており、創建当時からこの潮の満ち引きを計算されて造られているということ !
満潮の時は、大鳥居を含め、社殿全体がまるで海に浮かんでいるように見えます。天気が良ければ、海に社殿が映し出されるのも神秘的。
干潮になると、海に沈んでいた柱が顔を出し、瀬戸内海の中にたたずんでいることを物語ります。また、社殿から少し離れた大鳥居まで歩いていくこともでき、海の生き物を観察することもできます。
瀬戸内海は内海のため、干潮の差が激しく、建物への被害が多いように思われますが、それも全て計算ずみ。大潮でも水が社殿に上がらないように微妙な高さにしてあるのが、すばらしいですよね !!
海中に建てるなんて、材木が腐らないのかなぁと思っていましたが、どんな工夫か不思議です。夢を現実にし、それだけの財力権力をもつ清盛がいたからこそ、「日本三景」のひとつが見られるのですね!
厳島神社ができたきっかけがまさかの夢だなんて驚きました!
昔の人は今より信心深かったのかなと思いました!
厳島神社!わたしも弟も平清盛が大好きで、小学生の頃に何回も行きました!!神社の中に蟹が住んでいて、異様な光景でした笑笑