和アクセサリーかんざし

こんにちは!日和のまゆぽんです!今日は日本のかみかざりを代表するようなかんざしについて紹介します!


*かんざしの歴史*

古代の日本では、先の尖った1本の細い棒に呪力が宿ると信じられていたため、その細い棒を髪に挿すことによって魔を払うことができると考えられていました。だから当時かんざしは髪飾りというよりはお守りのように用いられていました。それが、「髪挿し(かみざし)」と呼ばれ、かんざしの語源とも言われています。

また、奈良時代になると、当時の中国から男女ともに髷を結う習慣、結髪(ゆいがみ)の文化が日本に輸入され、当時の日本でも男女ともに髷を結っていました。そこでかんざしが取り入れられるようになったと言います。

しかし平安時代は遣唐使の廃止があったので服装が日本独自になっていた時なので、それに合わせてそれまで中国のように髷を結うのではなく髪を後ろへと流す「垂髪」が主流になり、かんざしを髪に飾ることはなくなります。

安土桃山時代に差し掛かり、長らく垂髪が主流だった日本人女性の髪型が、再び結髪へと大きく変化を遂げました。これは、歌舞伎を演じた男装の麗人、出雲の阿国が若衆をまねて髷を結ったのがきっかけと言われています。身分の高い女性たちは依然垂髪だったものの、一般庶民は働く際に邪魔にならないよう、垂髪を束ねてポニーテールのようにした「下げ髪」や、中国から伝来した、頭頂部に髪をお団子のようにまるめた「唐輪(からわ)」を施すようになります。ここからかんざしをお洒落として楽しむようになりました。

下げ髪


そして江戸時代になり、「島田髷」「勝山髷」など、さまざまに技巧を凝らした結髪が登場します。これによってかんざしは再び日の目を浴びました。

勝山髷


*かんざしの種類*

1.玉かんざし

1本の棒に、丸い飾り玉がひとつ。

2.二連かんざし

長さの異なるかんざしが2本あり、チェーンなどで繋げられているもののこと。

3.つまみかんざし

つまみ細工を施したかんざしの種類。

4.平打ちかんざし

平らで薄っぺらく、円状のものが付いたかんざしのこと。

5.バチ型かんざし

扇のように見えることから扇型かんざしとも呼ばれている。

6.くす玉かんざし

つまみ細工で作った小さな花を球形にまとめたかんざしのこと。

7.櫛形かんざし

くしを飾りものにしたかんざしのこと。


いかがでしたか??現代人の皆さんでも楽しめるかんざし、ぜひ和服だけでなく洋服にも合わせて楽しんでください!

HINAKO
2020.08.20

簪って綺麗ですよね!カチューシャなど割と普段から身につけやすいですが、簪は着物?浴衣?と思ってしまいます。でも上手にアレンジできたら普段にもつけたいです!

Myon
2020.08.15

かんざしやっぱり可愛いですよね!!!!いまの日本人ももっと日頃からかんざしをさす風習があったらいいのにと何度思ったことか、、いろんな簪の種類が知れてよかったです!