こんにちは。日和のhinakoです。
日和では日本文化についてご紹介をしてきました。茶道、華道、書道と代表的な日本文化は「道」がついています。その文化の根底は着物をまとい居住まいを正して座ること。それは畳の存在が必須となります。今回は日本文化に欠かすことのできない「畳」についてご紹介したいと思います。
畳とは?
畳とは日本で生まれ育ち、発展してきた固有の文化で伝統的な床材です。畳は中の芯の部分にワラを使用した畳床と、イグサを使用した畳表と織布を使用した畳縁とで出来ています。最近ではワラやイグサ以外の材質も使われるようになりました。畳縁は畳の保護と装飾を兼ねた役割をします。
歴史と特性
畳の原点は筵、茣蓙などの薄い敷物で、使用しないときは畳んでおいたことから「タタミ」と名付けられました。その後、奈良時代には権威を表すものとなり、江戸時代以降に民家の重要な床材とされました。湿気が多く、夏暑く冬寒い気候の日本には畳は適していました。畳には断熱性や保温性、弾力性があり、他にも殺菌、調湿、防音効果や、空気清浄効果など多数の特性があります。
畳と茶道
庶民が畳を敷き詰める形で使用するように広めたのは、千利休と伝えられています。茶道の茶室の扉はあえて小さく造られています。それは武士が武器である刀を置いてくることにより、入室できる造りになっています。身分の上下に関係なく茶室では人がみな平等になり、お茶を楽しみ平和に過ごそうという気持ちから、その様な入り口となりました。その茶道文化により、畳を部屋全面に敷く畳文化が庶民にも広がりました。
現代では海外の文化が普及され、住宅事情などから家という空間が大きく西洋化の影響をうけました。大学の建築学では和室の作り方を教えないところが多く、畳職人も高齢化、後継者問題があります。しかし日本人のDNAでしょうか?畳に座るとホッと落ち着いた気分になり、リラックスしませんか?ゆったりとくつろげて、フローリングでは味わえないイグサの青々とした香りのする畳と日本文化の深く長い関係について、見直してみませんか?
日が照っているお昼に畳の部屋でする昼寝は不思議と特別ですよね、畳の和室は香りも雰囲気も心を落ち着かせてくれる気がします
私の家に畳の部屋が一つあるのですが、やっぱり落ち着きますよね!日本人のDNAです。
いぐさに抗菌作用があるとは知りませんでした!!!