こんばんは。日和のTです。
今回は日本の伝統的な楽器の一つ、箏について紹介します!
箏の種類
<十三弦>
その名の通り、13本の弦をもっていて、一般的に多く使われています。
弦の名前は下から一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、斗(と)、為(い)、巾(きん)といいます。
<十七弦>
十七本のより太い弦をもち、低音を出すことができます。
弦の名前は下から一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、1、2、3、4、5、6、7です。
琴の歴史
中国では秦の時代(前221年~前206年)にはすでに箏が存在していたとされています。
日本には七世紀、奈良時代に伝来し、貴族の間で使われていました。
16世紀、江戸時代に庶民にも広がり、「近代箏曲の祖」とも言われる八橋検校などの手によって、さらに発展していきました。
箏の演奏方法
①琴柱(ことじ)に弦をかけ、柱を移動させることで調弦します。(低音←→高音)
巾柱と呼ばれるストッパーのついた柱(画像左)は巾の弦にかけます。
②
右手の親指、人差し指、中指に琴爪(ことづめ)を指の腹側につけます。
指を湿らせてからつけることで爪を取れやすくすることができます。
③
龍角(箏の右端)の近くで弦を押して演奏します。
このとき、右手の薬指と小指は浮かないよう添え、左手は柱より左側にそろえて置きます。
その左手で弦を上から押すと音が上がります。
生田流と山田流
<生田流>・琴爪:角爪
・弾き方:箏に対して斜め45°で演奏
<山田流>・琴爪:丸爪
・弾き方:箏の正面に座って演奏
箏(そう)と琴(きん)の違い
箏と琴の一番の違いは柱があるかないかです。
箏には柱があり、琴には柱がありません。
また、琴は七弦が基本であるのに対し、箏は十三弦や十七弦があります。
現在、日本で使われている「コト」は箏の字で表されます。
しかし、琴柱や琴爪などの道具には琴の字があてられています。
箏は初心者でも比較的簡単に演奏することができるので、機会があったらぜひ挑戦してみて下さい。
琴の中にも種類があるなんて知らなかったです!山田流と生田流で音色とかの違いがあるのか気になりました!
私も箏を習っているので、そうそう!と思いながら読ませて頂きました。山田流について知らなかったので勉強になりました!
お琴は流派によっても印象がまるで違くて、曲によって使い分けているのが本当にすごいと思っていました、、
「三味線三年琴三月」というちょっと失礼なことわざがありますが、習ってみたら、とても三月では目指す演奏はできません。師匠のようには弾けず努力中です🥺