お正月に欠かせない「福袋」の起源

こんにちは。日和のTです。

今回はお正月の楽しみのひとつである、福袋について紹介します!


福袋とは
福袋とは前もって商品を袋に入れてお客さんに選んでもらって売るものです。
実際の値段よりも安く商品を買うことができるため、とても人気が高いです。
福袋と聞くと中身が分からないという印象を持っている人もいるかもしれませんが、内容を公表してから売っている福袋もあります。


名前の由来
そもそも福袋とは、七福神のうちの1柱としても有名な大黒天さまの持つ大きな袋を指します。
この袋には幸運幸福がはいっていて、大黒天さまがやって来るとその幸運・幸福が分け与えられるといわれています。

↑大黒天さま


福袋の起源
①越後屋(三越百貨店)説
江戸時代、呉服店・越後屋では1年を通して余った布を袋に入れ、「恵比寿袋」として売りました。
現在の2万5000円程の値段で販売され、江戸で大人気になりました。

②大丸呉服店(大丸百貨店)説
越後屋と同じく大丸呉服店でも、江戸時代に余った布を袋に詰めて売っていました。
たくさんの布切れが入った袋の中に金の帯が入っていたら当たり、という運試し的要素がより高いものでした。

③鶴屋呉服店(松屋)説
明治時代、鶴屋呉服店では福袋を当時の価格で1袋2円で売っていました。
その一部には、中身が3円程の価値を持つものもありました。

④いとう呉服店(松坂屋)説
同じく明治時代、いとう呉服店では「多可良函(たからばこ)」という名称で現在の1万円相当の価格で福袋の販売を行っていました。

その後、昭和になると全国の百貨店などが福袋の販売を始めていきました。
現在では、福袋の文化が海外にも広まりつつあります。




福袋はお得なだけでなく、内容を知っていても知らなくても開ける時に楽しむこともできるため、機会があったらぜひ買ってみて下さい。

みく
2020.12.24

福袋は江戸時代から続くような歴史があるものなんですね😳
今年はコロナの影響でお店で販売しないところが多そうですね💭

HINAKO
2020.12.23

大黒天様の袋が名前の由来なのですね。福袋を開ける時、いいもの入ってるかな?とワクワク感が楽しいですね。