【秋季リーグ 最終戦 vs東大】

​[スコア]
東京 | 000 000 200   | 2 
法政 | 100 110 01× | 4

[バッテリー]
​池田大(7回),切原(2回)-高井

[スタメン]
⑥大貫
④小池勝
⑤飛田
②高井
⑨高橋
⑦大山
⑧安松
③野中
①池田大

いよいよ最終戦となった秋季リーグ。
法政は勝てば無傷の10連勝がかかる。

マウンドには池田大晟。今季6度目となる先発で、5勝目をねらう。
初回。先頭の柳を三振に切ると、わずか9球で東大打線を片付ける幸先のいい立ち上がり。

するとその裏。1番の大貫が内野安打で出塁すると、1死から盗塁を決める。先制点のチャンスを迎えると、3番の飛田が次の球を捉えてライトオーバーの2ベース。大貫が生還し、この日も先制に成功する。

いきなり援護をもらった池田は、1巡目をパーフェクトに抑える快調な滑り出し。4回も1番からの攻撃を3人で切り抜ける。

再びゲームが動いたのは4回。2回以降徐々に調子を上げてきた東大先発の横山を、先頭の高橋が捉えて出塁。続く6番大山が進塁打で1死2塁とすると、前の試合タイムリーを放った7番安松が綺麗にライト前へ。高橋がホームインし、追加点を挙げる。

5回にヒットでランナー許し、野選とバントで無死2.3塁と、この試合初のピンチを迎えた池田だったが、7番丸澤をファーストゴロの本塁刺殺、8番丸山を三振と意地をみせ、簡単にはホームを踏ませない。

ピンチを凌いだ法政はさらにその裏。先頭の大貫がこの日3本目のヒットで出塁すると、こちらも3個目の盗塁で2塁へ。その後1.3塁とチャンスを拡大してから4番髙井の内野ゴロの間に1点を挙げ、3-0とリードを広げる。

好投が続いていた池田は7回。先頭の先頭の中久保にヒットを許し、ここで4番の真田を迎える。しかしここは2球目をショートゴロに仕留め、注文通りのダブルプレー。大貫から小池、野中へと華麗に渡る。
これで流れを譲らずかと思われたが、次の5番土屋は意表を突いたセーフティバント。俊足のランナーを1塁に置き、バッテリーも警戒が続く中、次の6番田中にレフトスタンドへ運ばれ、1点差に迫られる。

主導権を握っていた展開から、一気に緊迫した展開となった終盤。
法政は8回から2番手・切原を投入する。8,9,1をきっちり抑えると、その裏の攻撃。先頭の高橋が、代わった木村からセンター前に弾き返す。ここで法政は大山に代えてピッチャーの久米。バントの構えで見逃した1球目、相手捕手がこぼした僅かの隙をついて高橋が2塁へ。久米は見事に3塁側へ転がし、ピンチバンターとしての仕事を決める。1死3塁と絶好のチャンスを迎えると、7番の安松が内野ゴロをきっちり転がす。高橋は好スタートを切り、本塁投げられず。貴重な1点で東大を突き放す。

再びリードを広げた最終回。切原は1死からヒットを許すも、最後は後続を断ち切り試合終了。

それぞれが役割を全うする攻撃でランナーをホームに迎え入れ、二枚看板の磐石リレーと無失策の守備陣が踏ん張り、迫り来る相手を振り切った。



これにて秋季リーグ戦が終了致しました。

今季も本学へのご声援、ありがとうございました。

2年連続で秋リーグ2位。
​今年こそは、と臨んだ春は優勝預かりで打ち切り。
​選抜大会でも、ベスト8という成績こそ収めましたが、最後は悔しさを味わいました。

その分、この秋にかける想いは強かった。

10勝0敗

無傷の完全優勝を成し遂げるのは、決して楽な道のりではなかったが、どんな状況でも自分達の培ってきたものを出し切った結果だと思います。

​またここから選手権大会にむけて再出発。
気を緩めることなく、次に向けて進んで参ります。

​今後とも応援の程、よろしくお願い致します。​


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