今後予想されるあらゆる場面におけるグローバル化の波の中で、英語が話せることは勿論のこと新しい価値観に対する寛容さ、姿勢など求められる力がますます多様化していくことは想像に易いと思われます。
社会全体として、そのような流れに対応する為にただ語学力として英語を話す機会、その能力を伸ばす機会は、少ないとはいえ与えられているのが今の現状です。しかし一方で、日本とは異なる価値観や評価基準で生きている人々の感覚に触れる機会はどうでしょうか。それをするためには、言語を習得するときよりもさらに近い対人関係の距離が求められます。そして、それに加えて時間、費用、信頼関係…と実に様々な要素が成立した上でしか得られない経験が軸になっています。
このようなことが障壁となって、言語習得に留まらない距離感で外国の人と交わる機会や場面は、今現在、決して多く提供されているとは言えないのではないでしょうか。
ただ、そのような機会を多く提供する数少ない場の一つにICPがあります。ICPは国際交流パーティーの機会などを通じて、国籍や育った国を障壁とせずに外国の人触れ合う場として機能していると思うし、その活動の中で多くの人にとって今後ますます重要視されるであろう国際的な寛容さが身につく団体と言えるのだと思います。