プロジェクトの中止に伴いまして

こんにちは、自粛中にビーズアクセ作りにハマっております、山縣瑶です。今回は私がオーガナイズメンバーとした活動しているプロジェクト、AIM(エイム)についてお話したいと思います。

AIMプロジェクトは2018年から始まり、今年3回目を開催する予定でした。私の1つ上の代の先輩方がインドネシア大学の学生との交流プロジェクトとして立ち上げてくださいました。2回目の開催となった昨年は、私たちの代のメンバーが決まり、オーガナイザー、プロジェクトの中心メンバーとして運営する立場になりました。実際にプロジェクトが始まると、もちろんトラブルはありました。財布を忘れてしまったり、単独行動する子がいたり、中々ベジタリアン対応しているお店が見つからなかったり…。それでも、一緒にいると本当に楽しかったし、ふざける時もあれば真面目な時もあって、みんな毎日笑顔でした。

そんなAIMも今年で3回目、私たちがプロジェクト内の最高学年として始動する年でした。しかし、コロナウイルスの影響で今年は中止せざるを得ませんでした。IIRのプロジェクトの中でもプロジェクトの開始が一番早い6月であるAIMはもちろん一番最初に判断が迫られました。私たちも楽しみにしていたし、もちろんプロジェクトに参加予定であったインドネシアの学生たちもとっても楽しみにしてくれていました。インドネシアの学生を選考する際にはみんなの日本に対する想いや人柄の良さが伝わり、全員来て欲しい!と思ったくらいです。そんなみんなに中止を伝えるに当たって、何度も話し合いを重ねました。

しかし、それについて話していた時に私が思い出したのは、私が運営メンバーとして所属していたIWでのことです。これは2月に行われたもので、コロナウイルスが中国で流行り始めており、まだ今より広まっていない時でした。私がCP(コンタクトパーソン・お世話係のような人)を担当していたイスラエル人の女の子が、プロジェクト最終日の1日前に、政府から日本へ渡航している人は2週間自宅で隔離されることが決定したとの連絡があったと泣いていました。このような交流プロジェクトに参加してくれる子達は学ぶことが大好きな子が多く、彼女も帰ったら学校での授業が楽しみと言っていたので、学校に通えないことにすごく落ち込んでいました。また、友人から自業自得だ、コロナにかかっているかもしれないからもう会わないというメッセージが絶えないということに対してもかなりショックを受けていました。せっかく日本での2週間を楽しんでくれていたのに、最後にこのようなことがあって、一晩中泣いて目も腫れてしまっていて、とても可哀想でした。

AIMに参加してくれる子達には悲しい想いはして欲しくないし、できれば純粋に日本を楽しんで楽しかった思い出に溢れて帰って欲しいとも思いました。今年は中止が決定してしまいましたが、来年のAIM開催に向けて今は感染拡大がこれ以上広がらないことを祈り、インドネシアの学生たちが来年にも参加したいと思ってくれるようなプロジェクトであり、興味を持ってくれる団体であり続けることが大切かなと思っています。

今回はこれで終了いたします、ありがとうございました。