わたしとフェミニズム

こんにちは!imIメンバーのマレです。今回は「わたしとフェミニズム」と題しまして少しお話ししたいと思います。読んでくださった方とフェミニズムの距離を少しでも縮めることができますように💐

はじめまして。フェミニストです。この言葉を見て、どう思われたでしょうか。
フェミニズムと私が出会ったのは高校2年生、16歳の頃。きっかけは大好きな女性アイドルが手にとった一冊の本でした。簡単にまとめれば、どこにでもいる女性が社会の「普通」に息苦しさを感じる話。私も読んでみよう。そんな可愛らしいファン心でフェミニズムの扉を叩きました。

私のフェミニズム観が作られていく上で、当時女子校に通っていたことは大きな経験であったと言えます。校内では誰もが「女の子」である以前に「ひとりの人間」。重いものだって軽々持ち上げて、行事も全力です。女の子だからといって丁重に扱われることもありませんが、女の子だからといって馬鹿にされることもありません。しかし校舎の外に出るとなんだか制服姿への視線が気になったり、痴漢被害に遭ったり。頭の上にハテナが浮かぶようになるのです。卒業が近づいてくると、周りでは「痩せなきゃ」「メイクしなきゃ」。そんな声が聞こえてくるように。私の頭上に浮かぶハテナは、いよいよ数えきれない程に増えていきました。今の日本社会では、異性の存在がこんなに大きく女性を左右するのか。いったい私たちはこれまで幾つの縄に縛られていたのだろう。そう考える日々が続きました。

フェミニズムの作品に、議論に触れて学びを深めるほど過去の自分が負った小さな傷が、また痛んでは、少し癒えて。様々な意見の海に飲み込まれそうになったこともありました。「フェミニズムを知ってから色んな違和感を感じるようになって、なんだか生きづらくなった。」そんな声も耳にします。確かに、今まで当たり前のようにになってしまっていたことにハテナを呈する訳ですから、そう簡単にはいきません。赤いりんごだけを見て育ったというという人に、青いりんごや、黄色がかったりんごも同じりんごであると説明するのはエネルギーのいることです。

突然のりんごの登場、少し戸惑わせてしまったでしょうか。ここからは、少し話を戻して。フェミニズム。日本語にすると、女性学。なんとなく、女性だけの話なんじゃないか。そう思われる方がいて当然です。けれど「女だから。男だから。」と決めつけることが、もっと壁を硬く、高くしていませんか。私の周りにもその壁にぶつかって、立ち止まらざるを得なかった人がたくさんいます。凝り固まってしまったその間を柔らかくほぐして、壁ではなく橋に(もちろん橋をかける隙間すらないのが理想ですが)。そんなお手伝いができればと思います。

 もう一度ご挨拶をします。はじめまして。フェミニストです。先程と比べてどうでしょう。私もまだ、はじめの一歩を踏み出したばかり。自分のいる場所からはちょっと遠いなぁと感じている方でも手を伸ばせば届くところに私が立っています。その手を繋いで歩んだ先に、imIがあります。さぁ、あなたも!

MARE