国際ボランティア学生協会の飯島祐太郎です。 読んでいただきありがとうございます!
今日の記事は昨日の続きなので、もし読んでない方がいたらぜひ昨日のを読んでから戻ってきてください!!
僕はカンボジアの小学校建設活動に携わりました。 チョンコ村という川の真ん中の島にある小さな村に行って、カンボジアの大学生と一緒にホームステイをしながら小学校建設をしました。めちゃくちゃ大変で、帰ってやろうかと思うこともありましたが、今ではすごくいい思い出です。
ホームステイのお父さんとお母さんと話をする機会があった時に、仲間の1人がお父さんに聞きました。
「ポル・ポトの虐殺のことをどう思ってるの?」
お父さんは当時のことを話してくれました。すごく辛かったと思います。それでも、言葉も通じない僕たちの目を見てきちんと話してくれました。
話が終わった時、通訳してくれたカンボジアの学生がこんなことを口にしました。
「こんな歴史、初めて知った。」
本当に驚きました。
僕たちがスマホで調べれば簡単に分かるカンボジアのこれだけ悲惨な歴史を、カンボジアの学生が知らなかったのです。
この学生が悪いわけではありません。
今のカンボジアの教育は自分の国の大切な歴史を若者に伝えることすら出来ていないのです。
歴史はその国の財産です。それが目を背けたくなるような悲惨な歴史であっても、二度と繰り返さないように伝えるべきなのだと思います。
歴史は、痛みを忘れるたびに繰り返します。
ふと、村の子ども達の顔が浮かびました。
あの子ども達がこれから先もずっと笑顔でいられるように、私たちは小学校を建てるのだと思います。
歴史を繰り返さないことを願うばかり、、
僕もこの場にいましたが、本当に驚きました。
「教育がない」ということがどういうことなのか、何から学べばいいのかも分からないという底知れない衝撃を感じましたし、僕らは彼らが(ポル・ポトの虐殺の歴史を)知らないということを知らなかったのも驚きでした。