想いを届ける責任

みんなが活動への想いを綴っているので、
「募金活動」について僕は書こうと思います。


僕たちは新宿や京都、長崎などに様々な場所に自分たちで立って募金活動を行っています。そして、頂いたお金を使って、カンボジアで学校建設活動を行なっています。
しかし、今はこんなご時世で全く行えていません。

でも僕はこの"募金活動"が、すごく好きなんです。

募金活動では、一人一人が自分自身で言葉を選びながら、カンボジアへの想いを駅前で大きな声で伝えます。

これは実は、すごく勇気が必要です。僕が初めて募金をした時、声が震えて先輩に笑われたのを思い出します。



それでも、僕たちはあえてマイクを使いません。

そんなありのままの仲間の言葉に、
隣にいる僕も、心を動かされることがあります。

『私たちがたったひとつ学校を建てたところで、カンボジアという国の未来は大きく変わりません。私たちが変えられるのは、村の70人の子ども達の未来です。』

学校建設活動の本番が近づいていた、去年の12月に仲間の1人が、通り過ぎる人達に向かって叫んでいたこの言葉が、今でも忘れられません。

僕は「学校建設」と同じくらい、
この「募金活動」を大切に思っています。



お金として託して頂いた想いを、

カタチとして現地に届ける。


すごく大きな責任だと思っています。 

募金が終わったあとには、お金を託してくれた人の顔も性別さえも覚えてないかもしれません。

それでも、その人たちの想いを背負って自分たちがカンボジアに行くことに意味があると思います。


四年生で来年から携われなくなるからこそ、
あえて僕が思う「募金活動の大切さ」を伝えたいんです。


コロナで一度は途絶えた募金活動が、

来年以降も続いていくように。



荒川 ゆかり
2020.12.16

募金活動のよさ、改めて思い出しました。。