30年以上の歴史を誇る組織!
1988年夏、慶応義塾大学と上智大学の学生が中心となって始まった当時のソビエト連邦の学生との私的交流が「日本ソ連学生会議(日ソ学生会議)」という事業の構想を生んだ。当時のソ連では、新たに組織を設立するのは困難であり、日本とソ連の学生が政治・経済・文化などについて話し合うなど考えられなかった。しかし、ソ連の実態を知らない多くの人々が、なぜソ連について先入観を抱いているのだろうか。そして、なぜソ連は不可解な国と思われているのだろうか。そのような疑問をきっかけとして、ソ連の実際の姿を理解するためには、少しでも多くの日本とソ連の若者が、直接かつ自由に真剣に話し合いができる機会を設ける必要があると考えられた。その後、多くの両国の学生がこの事業の構想に共鳴していき、日本ソ連学生会議が発足、ソビエト崩壊後は日本・ロシア学生会議として約30年にもわたって毎年開催されてきた。これまでの開催地は、モスクワ、ハバロフスク、ウラジオストク、東京、大阪、新潟、日光などである。モスクワ側の参加者の多くはモスクワ国際関係大学、サンクトペテルブルク大学、ロシア外務省アカデミーなどに所属している学生である。
1990年 | 第1回日ソ学生会議開催 |
2018年 | 第30回日露学生会議(東京開催) |
2019年 | 第31回日露学生会議(ロシア開催) |
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