【声明】Bリーグ所属チーム ヘッドコーチによる暴力行為と暴言について

【声明】Bリーグ所属チーム ヘッドコーチによる暴力行為と暴言について

私たちは、Bリーグ所属チーム ヘッドコーチによる暴力行為と暴言について、以下のとおり、声明を発表いたします。

下記、記事を引用します。

~引用:B.LEAGUE ホームページ 8/8(木) リリース 規約違反による制裁決定について~
( https://www.bleague.jp/news_detail/id=66255

この記事内容から確認できる【問題の本質】の1つとして、本来このような問題が起こらないよう、チーム内に自浄作用があればよいのですが、■発覚から裁定決定までの経緯 の 2※が、いかに【自浄が困難】かを物語っています。

※ 2.B.LEAGUEにて、香川に対し、上記内容が事実かどうかを確認したところ、香川側で独自調査を行ったが『そういった事実はない』との回答があった。(記事より抜粋)

正直なところ「指導者の質を上げていこう!」だけでは、限界があると我々は考えています。

なぜなら、本人が意識的に行うことではなく、「無意識的に行うこと」の方に問題がある場合も多いからです。

無意識である以上、本人が自覚し、修正する機会はありません。

そこで「常に誰かに見られている」という意識を持つ事で、今から自分が選手にやろうとしていること(暴力や暴言やハラスメント)が、問題のない行為かを常に考えてもらうことが必要と感じています。

この「常に誰かに見られている」という指導者の意識を醸成するため、我々は第三者チェックとして「スポーツチームアセスメント」を行っています。

つまり、ガバナンス強化のために「第三者のチェックを使う」というものです。

「スポーツ競技団体のガバナンス強化」については、現在スポーツ庁の主導で「スポーツ団体ガバナンスコード<中央競技団体向け>」が策定されています。

http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/houdou/31/06/__icsFiles/afieldfile/2019/06/27/1417895_01.pdf

しかし、「スポーツチームの現場」にまで、ガバナンス強化が行き届いていないのが現状です。

我々はそこを埋めるべく、現場に対し第三者チェックとして「スポーツチームアセスメント」を実施しています。

幸い指導者の中には「自身の指導を第三者にチェックしてもらうこと」が、「選手のため、チームのため、そして何より自身の指導力向上のため」ということを理解してくださる、心ある指導者も増えてきています。

そのような指導者の依頼により、「スポーツチームアセスメント」は実績を積み上げつつあります。

我々は選手側にも、指導者側にも偏らない中立な立場として、スポーツチームにおける第三者チェックの重要性を、世の中に引き続き働きかけて参りたいと思います。

2019年(令和元年)8月9日
日本スポーツチームアセスメント協会 代表

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