代表理事 菊池 教泰(きくち のりやす)のご挨拶
この法人のゴールは、「日本のスポーツチームの現状をアセスメント(客観的に評価)することで選手を守り、支えると共にチームのガバナンス構築と指導者の指導力と社会的地位を同時に向上させること」を目的とします。
特に肝の部分として、選手の競技力・人間力と、指導者の指導力を向上させ、『個』を成長に導く【攻めの部分】と、組織のガバナンスを構築する事で、危機的な状況を起こさない事前予防としての【守りの部分】に同時アプローチをし攻防一体で取り組んで参ります。
なぜ私がこの協会を設立したのか?
普段、私は株式会社デクブリールで「企業・スポーツチーム・公教育」をまたいだ人材育成・組織マネジメントのサポートをしています。
企業においては「株主総会、税務調査、労基署の調査」等、外部チェックのしくみが存在し、そのことが「抑止力と教育」の役割を担っています。
ところがスポーツチームにおいては、そのような外部チェックのしくみがありません。
本来スポーツは目標に向かって自分でモノを考えて修正し、自身を成長させていく最高の人材育成ツールです。
しかし、このような外部チェックがないことが勝利至上主義を助長し 、勝ち負け以外のスポーツにおける価値が見えづらい状況をつくっています。
私自身も柔道において、学生時代は団体日本一を経験し、逆に名門実業団ではうつ状態になる経験をしました。
「チーム環境(組織文化)」と 「選手個人の心」とは双方向の因果関係があり、これからの日本のスポーツチームは外部チェックを受け入れて、指導者・選手共に成長していくしくみが必要と思い、この協会を設立しました。
2020年の東京五輪、そして日本版NCAAであり大学スポーツを活性化させるUNIVAS(ユニバス)発足が今春と時間がなく、日本のスポーツ界、特に指導者の状況については待ったなしの状況と捉えています。
今後ジェスターでの活動に邁進する所存ですので、みなさまのお力をお貸し頂けたら幸いです。