山岳地域における支援ー多様な課題へアプローチ

こんにちは!
ベトナムプロジェクトのみいなです!
今回は、山岳地帯で少数民族が暮らすHiep Ducの交流について紹介します。
交流先はKPA Kolong小学校本校/分校とSong Tra村民族半寄宿舎中学校の3校です。


当地域での交流は、2015年春から1年間の地域調査を経て、
2016年夏の学用品寄附と図書寄附、衛生交流から始まりました。


新地域進出を目指した理由は、
当団体のルーツであるDien Phuoc村のJUNKO Schoolの教育水準が
国家第二水準まで上昇し
、助成金企画を2015年に終了したこと
にあります。
それ以降、地域調査を実施し現在活動するまでに至ります。

メンバーは地域調査の中で、経済的、教育的格差を目の当たりにし、
教員不足や教科数の不足、地理的要因による困難な通学環境、僻地ゆえ限られた情報量
など多数の課題が存在していることを知りました。
また、子どもの意思による学校中退が目立ち、親は学校に通ってほしいと思っていても
子ども自らが労働の道を選んだり、勉強への意味が見いだせずに中退してしまうケースが
見られたそうです。

そこで当時の学生メンバーは、親の教育意識ではなく学校教育の質を向上させ、
子どもの意識を変えられるような支援が必要とし、以下のビジョンとミッションを掲げました。
ビジョン「少数民族の子どもが学校で勉強をしたいと思える環境
ミッション「少数民族地域における義務教育の環境を整備する


それ以降、図書・学用品の寄附に加えて

2016年夏~2018年春 

設備充実企画として机や椅子の寄附(KPA)
衛生交流(Song Tra)
2018年夏~2019年夏 
生徒の積極性を育む交流(KPA)
勉強への意欲を向上させるための交流(Song Tra)

を実施してきました。

衛生交流は、寮生の生徒へ掃除用具の寄附と掃除の仕方を一緒に交流として取り入れ、
寮を毎日きれいにする方法を教えました。
積極性を育む交流では、生徒同士や生徒と教員同士でコミュニケーションを深め、
学校へ通いたいと思える環境作りを目指しました。
勉強への意欲を向上させるための交流では、勉強をする目的となりうる将来の夢や
その夢を見つけるきっかけづくりとして交流を実施しました。


2020年春は、コロナウイルスの影響で交流を実施することができませんでしたが
今後は、学校や寮に不足する娯楽品(ボールなど)を寄附し、その遊び方をレクチャーする
企画を実施する予定です。

上記に加えて、今後も同じ視点に立ちながら
村人や子ども、教員すべての人々が主体となれる支援を考えていきたいです。

はるか
2020.07.15

みいなのHDに対する熱意素敵です!
見習います〜〜!

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