初めてベトナムに渡航して感じたこと

こんにちは!
今回は、初めてベトナムへ行って学んだこと、感じたこと、そこから考えたことについて書きたいと思います。ちょっと長くなってしまったのですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

今年の2月∼3月にかけて約1か月ベトナムに滞在したのですが、ホーチミン、ハノイ、ダナンの3都市を周りました。

ホーチミンで一番印象的だったのは、ベトナムには未だにベトナム戦争の枯葉剤の影響に苦しんでいる人が多くいるということです。食事をしていると、私たちとは違う体つき(イメージするなら、ベトちゃんドクちゃんのような感じ)をした人を連れて、宝くじのようなものを売りつけてくる人を目にしました。彼らは働くことが出来ないため、観光客を狙ってお金を得ようとしているのです。今まではベトナム戦争はアメリカが起こした戦争という認識でしたが、なんだか他人事とは思えなくなりました。

ハノイで印象的だったのは、女性が農村地域から一人で出稼ぎにやってきているということです。ハノイには旧市街があり、様々なお店が軒を連ね、賑わっているのですが、その中で、カゴに野菜を大量に入れて販売している女性を多く見かけました。彼女たちの多くは、貧しい家庭に嫁ぎ、子どもの教育費を稼ぐために家族を置いて、1人出稼ぎに来ているのです。都市部は発展し、あまり不自由のない生活を送っているように見えましたが、都市部と農村部では貧富の差が大きいことが分かりました。

ダナンで印象的だったのは、教育を十分に受けられない子どもたちが多く存在するということです。私たちが支援を行っている少数民族地域では、そこに住む人々は農耕で生計を立てています。その生活はとても貧しく、家の壁は木やブルーシートのようなもので補強されていたり、十分な食料もないようでした。中には鞄も教科書も買ってもらえず、ペン1本とノート1冊だけを持って学校に行っている子どももいました。ベトナムには54の少数民族がいますが、ベトナム戦争で南か北のどちらの勢力に加担したかで、現在の政府からの対応(援助の度合い)が異なるそうです。ここでも、ベトナム戦争によって生活を左右されている人たちがいることを知り、教育を十分に受けることが出来ないのも、ベトナム戦争が原因の1つであることが分かりました。

一か月の滞在を通して考えたのは、「幸せ」とは何かということです。
私たち日本人の多くはほとんど不自由のない生活を送っていて、幸せだと感じています。
それとは対照的な生活を送っているベトナム人たちもキラキラの笑顔をしていました。
きっと、「幸せ」の形は無限にあるのだと思います。物質的に満たされていれば幸せだと感じる人、人との関係の中で幸せだと感じる人など様々です。

私は、幸せを周りに分けられるような人になりたいと思っているのですが、そのためにもJUNKO Associationでの活動は欠かせないものとなっています。活動を通して多くの人に(ベトナム人にも、ミャンマー人にも、もちろん支援してくださる日本の方々にも!)幸せを届け続けられたらと思っています。

王 宇志
2020.07.22

いいね、これを読んだらますますベトナムに行きたくなったw

Miku
2020.07.22

ぜひぜひ!春は一緒にベトナム行きましょう!!笑

なつき
2020.07.22

確かに、人の数だけ幸せの形も違うのかもしれないね!!Mikuの考えや思い、すごく尊敬してます✨

Miku
2020.07.22

なつきさん、ありがとうございます♡
ミャンマーにも行って、ミャンマー人にとっての幸せを学べたらと思ってます!!

ずま
2020.07.21

都市部の発展の陰に残された農村部はどんどん格差が広まってしまうよね。
実際に足を運ばないとわからない現実、この経験は本当に貴重なもので今度は後輩たちに伝えていきたいね。

Miku
2020.07.22

はい!自分たちの経験を後輩に伝えることもボランティアをするうえでは大切ですよね!!
今まで先輩方から教えていただいたこと、自分で学んだことなど、どんどん後輩に教えられたらなと思います。

関連記事