今年、新型コロナウイルス感染症が流行したことによって、私たちを取り巻く環境は一気に変わりました。学内ですれ違って挨拶をしたり、同じ教室で授業を受けたり、KIFC室で他愛のないお喋りをしたり、一緒にご飯を食べて帰ったり…。そんな日常生活のコミュニケーションの場が一切合切なくなりました。冬まではそのような場で意見交換をしたり、連携の相談をしたり、夢や目標やアイデアを語り合ったりしていましたが、その機会は急にないに等しい状況となったのです。会議もオンラインで行ってはいますが、ほとんどお互いの顔も見ず、声も聞かずというような環境ですから、「みんながそこにいる」ということをなかなか実感できません。オンラインの特性上、仕方のないことではありますが、KIFC室に入り浸って毎日のように委員の誰かと会話していた身としては、寂しさを感じていました。
だから、みんなが書くPandoの記事が毎日楽しみでした。選ぶ言葉の端々にも個々の癖やこだわりが感じられて、ただ文字を目で追っているだけなのに、不思議と隣でお話を聞いているかのように、書いたその人の声で再生されるようでした。みんな頑張っているんだなあ、色々なことを考えているんだなあ。みんなの言葉によって紡がれている思いや経験は、私自身を鼓舞してくれるものでもありました。Pandoは私用のSNSからでは感じられない、「徽音祭実行委員」としてのみんなの様子を垣間見させてくれました。それを見て、やっぱり私はこの組織のことが、そしてみんなのことが大好きなんだなということを改めて思うのです。
徽音祭まであと51日。私たち幹部が徽音祭実行委員会の一員でいることができる期限も刻一刻と近づいています。、1人でも多くの実行委員が「第71回徽音祭やってよかった」と思えるように、そして1人でも多くの方が「見にきてよかった」と思えるように、私は私にできることを精一杯やっていきます。