「ネガティヴは心地よい」

近畿大学サッカー部3年、
西口和佐です。

今回、この場で自分の人間性を
形作っている考え方を紹介します。

大半の人はポジティブという言葉に
プラスのイメージ、
ネガティヴという言葉に
マイナスのイメージを持っていると
思います。

自分も、ネガティヴであることは
サッカー選手としても
1人の人間としても
欠点であると考えていました。

自分は間違いなくネガティヴな
人間だと思います。

例えば褒められた時は何か裏が
あるんじゃないかと素直に
受け取れないことがあります。

また、自分なんて価値のない人間だと
思うことが多々あります。

ポジティブになるための
本を読みました。

意識的に言葉使いや
思考の癖を変えてみたり
色々なチャレンジをしてきました。

そんな自分が気付いた1つの道が、
「ネガティヴは悪いことじゃない」
ということです。

本を読んで、
ポジティブになろうとしている
自分にはこんな疑問が生まれました。

なんでポジティブはそんなに
肯定的に見られるのか
ということです。

ポジティブな人間は周りに
良い雰囲気をもたらしてくれる。

ポジティブな人は見ていて
気持ちがいい。

夢を掴むアスリートには
ポジティブな成功する精神がある。

こんな風にポジティブは
美化されていると思います。

実際自分も上記の
ポジティブに対する意見に賛成です。

逆にネガティヴな人、
ネガティヴであることは
良いイメージが持たれていないです。

自分はネガティヴなことは
良いことだと今では思っています。

自分はネガティヴなおかげで物事を
現実的、批判的に見ることが
出来ると思います。

自分は「他人には期待されていない」と
一見ネガティヴな考えを持っています。

しかし、そのおかげで複雑なことは
何も考えず
楽に生きることができています。

アニメやドラマの主人公のように
ポジティブな人と自分を重ねれば、
自分には何か特別な力があると
勘違いしてしまうと思います。

自分は特別ではなく凡才だと気づけば
目の前のことを誤魔化さずに
取り組めると思っています。

サッカーでも私生活でも
基本的なこと、誰でも出来ることに
力を抜かず取り組むことが大切だと
気づかせてもらえました。

特別な力は無くても人生は楽しいし
サッカーを楽しむことが出来ています。

このネガティヴさを活かして
今では自分に正直になれています。

ポジティブな自分を作ろうとしても
20年以上ネガティヴで生きてきたので
なんとなく心地悪さがありました。

ポジティブな人に若干の憧れを
抱きながらも
本当の自分を受け入れています。

この考え方でどーんと
人生が楽になった。

これからも悩まずにやりたいことをして生きたいように生きる自分で
居られると思います。

スポーツをやる人には珍しい考え方かもしれませんがこれからも
楽に生きていきたいです。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。


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