「挑戦と継続」

初めまして。近畿大学建築学部に所属している1回生の南汰圭琉です。前年度は公式戦が無い状況でしたが、これから本格的に始まろうとしている大学サッカーに対する思いなどを書き綴ろうと思いますので、ぜひ最後まで読んでみていただけると幸いです。

 私が伝えたいことは「何事にも挑戦し、継続して努力することの楽しさ」です。

 私は、建築学部に所属しています。サッカー部で理系の学部に所属しているのは私だけです。一般教養や英語の課題だけでなく、建築学部特有の製図や模型など完成までに何時間もかかる課題がほぼ毎週出ます。正直、しんどいと思うこともあります。しかし、入学前から忙しいことは聞いていたので承知の上、選手権で負けた時の短い出場時間しか与えられなかったこと、その中で結果を残せなかったこと、この2つの悔しさを胸に体育会サッカー部に入部しました。
 このサッカーと建築学の両立が私にとっての挑戦です。そして、今の時点では部活動も続け、課題もきちんと期限内に提出できており、継続することができています。まだ何も結果が出ていないので努力は足りていないのかもしれませんが、今の生活を楽しく過ごしています。

 しかしながら、そのように入学前意気込んでいた自分にもダメな時期がありました。前期の部活動が再開していなかった時期です。
 最初の頃は高いモチベーションで生活できていましたが、だんだんと朝、昼はダラダラ過ごし、夜から課題をするという生活習慣に変わっていきました。部活動がいつ再開するか分からないので常に備えておこう、そう思っていたはずでしたが、後でやろう、今日はボールを蹴りに行かなくてもいいかとモチベーションをコントロールできない弱い自分に負けていました。そして突然、部活動の再開の連絡を受け、焦りました。大学サッカーは非常にレベルが高いことは知っていましたし、自分がそのレベルに程遠いことも知っていました。案の定、全くうまくいきませんでした。高校時代得意としていたドリブルは全然通用しない、トラップ、パスなど基礎的なところでの周りとの非常に大きな差、だんだん自信を無くし、部活動に行くことが嫌だと思ってしまう時期もありました。
 しかし、辞めずに続けられています。それにはいくつかの理由があります。
 1つ目の理由は、大学サッカーを続けた理由です。なぜ自分はレベルが高いと知っていた大学サッカーを続けることを選んだのかを再確認しました。高校3年生の頃は、建築学部は忙しいと聞いていましたし、サークルで楽しくサッカーをすることもありかなと思っていました。それでもやはり本気で熱くサッカーをしたいという気持ちの方が強かったです。先述した弱い自分と矛盾していることは認識していますが、心の底では本気でサッカーをしたいと思っています。
 2つ目の理由は、自分の成長のためです。自ら厳しい環境に身をおくことで、必然的に大きな成長ができると思います。特に1番大きな成長は時間の使い方です。部活動があるので朝、昼にダラダラすることはなくなりましたし、夜遅くまで起きると次の日のプレーの不調に直結するので可能な限り、やるべきことは早めにやって寝るということを習慣づけることができました。そして、さらに成長するために環境に囚われていると考えるのではなく、主体性を持って自分からこの生活を習慣化するようにします。
 そして、最後の理由は親、指導者、仲間の存在です。私の親は大学でもサッカーを続けている私を誇りに思ってくれています。今でも全力でサポートしてくれています。感謝しかないです。また、私に様々な指導をしてくださりサッカー面でも人間性の面でも成長させてくれた全ての指導者にも感謝しています。仲間には伝えたいことがたくさんあります。みんなで騒ぎながらサッカーをし、楽しさを教えてくれた小学校の仲間。地味な練習を一緒に毎日続け、継続の厳しさと素晴らしさを共有した中学校の仲間。本気でサッカーと向き合い、辛いことも楽しいことも一緒に乗り越えてきた高校の仲間。そして、まだ会って半年しか経っていないのにこんなにも仲良くなり、これからの大学サッカーを楽しみにさせてくれる大学の仲間。
 今では、この冬休み中、早く部活動が始まらないかと楽しみにするくらいになりました。みんなのおかげでそう思えるようになりました。

 そんな継続途中の私が言える立場にあるかどうかは分かりませんが、まず挑戦してみてください。周りがどう言おうとやるのは自分です。次に継続して努力してみてください。意外とうまく物事はいきます。今うまくいっていなくても、継続して努力していればうまくいく時期が来ます。ふと振り返った時にこれだけ成長しているんだと実感できると思います。そして、自分に自信を持ち、また継続して努力してみよう、そう思えます。
 もし、仮にでもうまくいく時期がこなかったとしてもそれに気づいた時点で継続してきたという事実があり、それは簡単なことではありません。一旦、そんな自分を褒めてみても良いのかもしれません。そして、あともう少し継続してみてください。今までの継続期間に比べたら簡単だと思います。

 私はこの考え方を常に自分に投げかけ、充実した楽しさのある大学生活にしていこうと思います。

 読みにくい文章だったと思いますが最後まで読んでいただきありがとうございます。


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