「私とマネージャー」

​近畿大学サッカー部マネージャー、1回生の沢田ことこです。
近畿大学サッカー部のマネージャーになってまだ約半年しか経っていない私は、今回のブログでなぜサッカー部のマネージャーを続けているのかを綴ろうと思います。

私は高校時代もサッカー部のマネージャーをしていました。
たまたまサッカー部のコーチと知り合いだったことがきっかけでした。
決して強豪校と言われる学校ではありませんでしたが、選手全員が勉強とサッカーを両立しながら目標に向かってひたむきに努力する素晴らしいチームでした。私自身は1つも得意なスポーツなんてないけど、サッカー部のみんなのおかげで目の前の試合に勝つために熱くなれる集団の一員になれることがすごく楽しかったです。
正直、学校の友達が放課後遊びに行っていたり、土日はお洒落して旅行に行っているのを見ると、私はジャージで日焼けして何してるんだろうって思う時もありました。それでも私はもう1度高校生活をやり直せるとしてもなぜかサッカー部のマネージャーになって、おもいっきり日焼けして、徹夜してお守りを作って、毎日ジャージを着てグラウンドを走り回ってると思います。
受験シーズンに入って志望校を決める時には、必ず”大学名サッカー部”で検索して、グラウンドとキャンパスが近い学校がいいとか、なるべく多くの部員と同じ学部がいいとか、理由は特にないけど当たり前にマネージャーをやる前提で大学を選んでいました。勉強のモチベーションが下がった時には志望校のサッカー部のSNSを見てやる気を出していたのが懐かしいです。
近畿大学の公募試験の2、3週間前、サッカー部のSNSが消えていました。まだニュースにもなっていなくて、どうしたんだろうと思った矢先に報道を見ました。まだ入部どころか受験もしてない私でしたが、すごくショックで担任の先生に半泣きでニュースの内容を伝えたのを鮮明に覚えています。
入学してすぐにはサッカー部のマネージャーとして活動できないかもしれないけど、近畿大学用の勉強をしてきたからには、私が大学生のうちにサッカー部が再開することを願って近畿大学を受験しました。活動再開の報告を先輩マネージャーから聞いた時は、やっと私の大学生活が始まると思ってすごく嬉しかったです。

なぜ私がこんなにもマネージャーをやっていたいのか自分でもわからない時があります。ひとつハッキリとわかっているのは、“なにか”真剣に取り組んでいたい。でも、自分にはその”なにか”がないから、部員達が何年も真剣に取り組んできたサッカーにマネージャーとして便乗させてもらっているということです。ただマネージャーとしてサッカー部という組織に所属するだけで、自分も真剣に取り組んでいる気になって、人のために頑張れる自分がいるということを認識できる気がしてしまっているのだと思います。はたまた、これは考えすぎで、ただ楽しいから、それだけの理由なのかもしれません。自分でもはっきりとした理由を説明することはできないけど、マネージャーとして大学生活を送りたいという気持ちだけは強くあります。

現状、私がマネージャーとして近畿大学サッカー部の役に立てていることは、まだほんのわずかだと思います。
私の想像を超える困難を乗り越えてきた近畿大学サッカー部、そのマネージャーとして残りの3年間、真剣にマネージャーに取り組み続け、自信を持って部員達を支えていると言えた時に、私がサッカー部のマネージャーを続けている理由がわかるのだと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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