○地域の内部から真の地域創生を図る
「地域創生は外部から起こすだけでなく、地方内部からビジネスを起こすことで真に実現できる。」こういった素朴な考え方からこの事業はスタートしました。
起業家育成の拠点を地域に設け、高齢者と若者の持続的な交流を通じて最終的にはベンチャーを生み出そうとするものです。世代を超えて挑戦するという意味を込めて、"TRY"ANGLEという名前をつけました。2019年5月実施の第一回大学生地方創生会議で最優秀賞を獲得したアイデアがベースになった新規事業です。
○洲本ビジネスコンテスト
2019年度に実施したイベントです。地元の高校生や有識者の方をお呼びして、洲本の強みや課題を認識 した上で、洲本から起こせるビジネスを本気で考案します。 当イベントは交流会、勉強会、コンテストの 3種全6回のイベントと、日本政策金融公庫の ビジネスコンテストへの応募で構成されていま す。 参加者の方には、メンバーと協力しながら課 題に取り組む中で、「企画を思いつく力」「論 理的に考える力」を身につけてもらうことを主眼に置いています。
○洲本ビジネスプラングランプリ 1デイイベント
2019年8月には日本政策金融公庫主催で1デイイベントを開催しまし た。この事業で考案されたビジネスプランは日本政策金融公庫のビジネスグランプリに応募する予定ということもあり、応募前に金融公庫の方のお話を聞ける非常に良い機会となりました。
○放置ため池問題×養殖業者 のマッチング
ため池問題をビジネスの観点から見つめ直し、全国ワイドでの問題解決の可能性を秘めたアイデアです。
淡路島は全国的にもため池が多い地域と言われます。ため池は本来農業用に設置されたものですが、近年では農業の衰退によって、使われていないため池や、使う人が大きく減ったため池が多く存在します。このようなため池は手入れされずに荒れ放題となり、景観を損ねるばかりか、いずれ決壊して災害を引き起こす元ともなります。
そこで高校生の彼らは、「受益者が農家に限定されているからため池という“ビジネス”は破綻したのだ。 他に受益者はいないのか」という観点から発想し、池の価値を最大限に引き出せるのは鯉の養殖業者と判断し、彼らとため池のマッチングのビジネスに思い至ったのです。
このプランは、全国大会「第七回高校生ビジネスプラン・グランプリ」でベスト100に入賞しました。
「課題」を「強み」に変えてしまうアイデアこそ、地方の抱える問題を一挙に打破できる。そんな確信のもと、これからも私たちは高校生の皆様のサポートを行いたいと思います。