初めてのラオス渡航 所感

何かしたいが何をしたらよいかわからない…と悩んでいた時に学内でスーンの張り紙や看板を目にして、スーンに入ることを決意したのがきっかけでした。

10月頃にメンバーとして入れていただき、そこからの渡航に行くまでの短い間でしたが、授業づくりに携わらせていただけたことをとてもうれしく思います。

ラオスという国はどこにあるのだろうというところからはじまり、不安もありつつ飛び立ちました。

しかし、ラオス、そしてチャンパサックの温かさや良さに触れることができ、活動以外の時間も毎日とても幸せでした。

わたしは高学年班として授業に携わりましたが、自分たちとは異なる環境で育ってきた子供たちへ授業をするのは想定外のことも多く、難しさを体感しました。

例えば思考染色錠を用いた授業では、私たちは特に抵抗もなく口に含むことができますが、子供たちは何度も教室の窓の外に吐き出しに行っていて申し訳ない気持ちになりました。

それを受けて翌日の授業の台本を大幅に変更するなど、柔軟な対応が求められたのが印象的でした。

また先生方がこのスーンの授業がというのを理由にして引っ越してくる生徒もいる、とおっしゃっていたのを聞いて自分たちは今後もずっとこの活動を続けていかなくてはならないなという使命感を感じることが出来ました。

この2週間はかなり濃密で学びと気付きに溢れたものでした。次の渡航ではまた違った視点から活動を見つめることができるような気がします。スーンの活動がより実りの多いものになるよう渡航までの期間、精一杯努力したいと思います。