【予習】経済単元
◎事前課題に対する仮説
【お知らせ】9月23日(祝金)・9月24日(土)LAP経済単元の事前課題
LAP|Liberal Arts Program for Next Leaders
【問い】「お金」によって世界はどのような状況になり、何を失いつつあると思いますか?そしてそれを取り戻すには何が必要でしょう。
(どのような状況になるか)裕福な人とそうでない人の格差が今の5倍近くに広がる。
格差を是正するために、裕福な人への過剰な累進課税が各国で行われるようになる。
累進課税から逃れたい裕福な人たちが、「タックス・ヘイブン」へと亡命し、裕福な人たちだけの自治国が作り上げられる。
「タックス・ヘイブン」が取り締まられるようになったら、海上に自治国を作るようになる。(成田悠輔著「22世紀の民主主義」参照)そしてまた各国が自治国を取り締まり、また別の自治国が作られる、、、のいたちごっこになる。
(何を失うか)
「心の豊かさ」
世界中の人々がマネーの争奪戦に巻き込まれ、時間とお金に忙殺される。
本来の人間的な生活が難しくなり、今よりも「経済成長」を意識した社会になるも、格差は埋まることなく広がりを見せる。
(取り戻すにはどうすればよいか)
・「資本主義からの脱却」のための「地域通貨の使用」
お金が商品となる資本主義のシステムを変える。お金が本来の役割である「道具」にするために、地域ごとに使える通貨を採用する。この通貨の役割は町の人々の自治によって決められ、外部から介入されるものではない。
・「国内総幸福(GNH)」を基準にした社会システム構築
経済成長を意識すると、GDPが上がったときに、さも私たちが「豊かに」なった気がするが、実際は「貧しい」。GDPという経済的な基準を捨て、国民が精神的に豊かに過ごすことができる社会の実現を目指す。
◎課題図書・資料・フィールドに触れて
【課題図書「エンデの遺言 根源からお金を問うこと」に触れて】読み終わり次第、追記します。
【予習MTGを通して】
MTGに参加したら考えの変化などを追記します。