ラクロス部の理由 〜主将×副将編〜


なぜラクロス部に入部したのかという問いをテーマに、様々な観点から部員を紹介していくこの企画。

いよいよ最終回になりました😹

ラストは今年度主将と副将を務める2人の対談です。

高校時代も附属高校のサッカー部で、主将と副将をしていたベストコンビとも言える2人に、なぜラクロス部を選び、今どのように活躍しているのか、聞いてみました。


主将:中沢泰斗(なかざわ たいと)

学年:4年 学科:経済学部経営学科

ポジション:MF      出身スポーツ:サッカー

 

副将:高橋映人(たかはし あきと)

学年:4年 学科:国際学部国際学科 

ポジション:MF       出身スポーツ:サッカー

 

 

--------入部したきっかけを教えてください。

泰斗:体育会に入るということは最初から決めていて、ラクロス部かアメフト部の2択で悩みました。サッカーの経験を活かしたいと考えた時、ワンプレーごとに切れるアメフトよりも、動きながら臨機応変にプレーを選択していく面白さを感じられるのはラクロスだと思い、入部を決めました。 

映人:僕も新歓の時期はラクロス部とアメフト部の体験会に交互に行っていました。5月末くらいまで悩みましたが、アメフトは経験者が多い分、すぐに活躍できる選手になることは難しいと思い、スタートラインがみんな一緒であるラクロスなら、より早く活躍できる可能性も高いと感じたため、ラクロス部に入部しました。また、正直に言うと、体験会に行った時の印象は楽しいというより”難しい”という気持ちが強く、最初はあまりラクロスという競技自体には興味が持てませんでしたが、続けていくうちにどんどんのめり込んでいきました。

 

--------1部昇格が決まった昨年度の入れ替え戦は、本当に感動的な逆転劇でしたが、そのときのことを教えてください。

映人:ラスト2分で同点に追いついた時点で、もうやばかったです。

泰斗:僕も同点に追いついた瞬間に泣きました。試合の流れ的に、「これはもう勝てる」と思えた瞬間でした。試合中の方が嬉しくて、試合が終わって1部への昇格が決まった後は、「来年は1部で戦える」という期待と不安の方が強かったですし、その時にはすでに気持ちは切り替わっていました。

映人:試合後に1個下の代が、「俺ら練習頑張らないとやばい、本気でやらないと」って言っていて、その言葉を聞いて「後輩たちが遂にそういう気持ちになったのか!」と嬉しかったです。さらに、自分自身が来年1部で戦えることに対する楽しみな気持ち、逆に(入れ替え戦で戦った)法政よりも、もっと手強い相手が1部にはたくさんいるわけで、「死ぬ気でやらなきゃ、どこからこのチームを変えて行こう」と、すぐに色々なことを考え始めました。

 

---------次は主将にお聞きします、今年度の目標を教えてください。

泰斗:今年度の目標はFINAL4で、スローガンは“求“です。

目標であるFINAL4は、4年生全員で決めた目標です。“日本一”よりも”FINAL4”という目標にした方が、1部リーグ1年目の私たちにとってイメージが湧きやすく、目標を達成するための道筋も立てやすいと考えました。また、今後このチームが、よりハイレベルな戦いを目指す1部常連校として戦い続けられるような文化を作りたいと思っています。

 

--------続けて「スローガンへの想い」もお願いします。 

泰斗:昨シーズン中から、明学は最後の詰めの甘さや、自分が妥協しそうになった時に自分に負けずに1歩踏み出すこと、そしてチームメイトに求めるところ、この3点がまだまだ弱いと感じていました。1部の舞台で戦うにあたって、チームとして1番変わらなくてはならないところは「意識」の部分であり、お互いに求め合うことや、自分に向き合って戦い続けるということが大切だと思い、“求”というスローガンに決めました。

 

----------スローガンを意識して、具体的にしていることはありますか? 

泰斗:クレド(行動指針や、あるべき組織像のようなもの)として、大切にしている言葉がいくつかあります。

・五体現(楽しむ、誇る、挑戦、感謝、情熱)

・現状維持は衰退

・当たり前を当たり前に

・失敗無しで成長なし

・オープンで正直な人間関係

・今この瞬間、最善を尽くす

 これらの言葉を毎朝音読しています。まるで宗教のようですが(笑)、クレドを意識することで日々の生活に対する意識も変わると思い、実践しています。


---------主将、副将として意識していることはありますか?

 

泰斗:主将を任された時に決めたことが3つあります。

1. 引っ張る主将ではなくて支えたくなる主将を目指すこと

2. チームの多様性を認めること

3. 全員とコミュニケーションをとること

この3つが主将として大切にしていることです。2つ目の「多様性を認めること」に補足すると、色々な方向に突出している個性的な人達を認めて、それぞれが自分の存在価値を見つけられるような環境にしてあげたい。かつ、その個性溢れた仲間達を1つの目標に導いていけるような主将になりたいと考えています。


映人:高校時代から泰斗を支える上で意識していることは、泰斗は主将として、時には厳しいことも言わなければいけないし、強い想いでみんなを引っ張っていかなければならない場面も多いからこそ、その分、僕は客観的に周りを見渡しておく、と決めています。

泰斗が何かをみんなに伝えた時に、もし僕も便乗して同じことを言ってしまったら、反対意見を持つ人がいても誰も言いだせない環境を作ってしまいます。幹部と幹部以外の人達の差が開いていってしまわないように、対等に話せる立場として、あいだに立って橋渡しをする役割を僕は担っていると思っています。成し遂げたい目標や、方向性は主将と同じだけれど、アプローチの仕方はあえて常に変えています。


--------映人くんに副将を任せた理由はありますか?

泰斗:映人に「副将やってくれるの?」と聞いたところ、「お前の副将やれるの俺しかいなくね?」という言葉が返ってきたのでお願いしました(笑)

一同:(笑)

 

---------今年度の最初のミーティングで、ライバルを設定して、自分に負けそうになった時にそのライバルを思い浮かべようと言っていました。泰斗くんのライバルや超えたい存在は誰ですか?

泰斗:チームの全員です。ラクロスはやった分だけ上手くなるスポーツだと思っています。その前提で、週5で練習している中で、1ヶ月も2ヶ月も同じ課題に向き合っているようではだめで、1つずつ課題を潰していくことで、上手くなる。誰かが自分より努力していたら、やらなきゃって焦るし、自分が誰かより秀でているところがあれば嬉しい。この繰り返しで、1つ1つの課題にフォーカスしてやっていけば、間違いなくチームで1番になれる、と思っています。

超えたい存在は歴代の主将です。歴代の主将たちが作り上げてきた明学を超えて、さらに強い明学、新しい明学を作り上げていきたいと思っているからです。

 

--------お互いの強みは何だと思いますか?

映人:よく色々な人が、「泰斗の言葉には説得力がある」と言いますが、まさにそうだと思います。泰斗の言葉で人がついていく、泰斗の一言でみんながその気になって大きな力になる。「人に伝える力」は本当に強みだと思います。

泰斗:映人の強みは、誰とでも仲良くできるところ。それだけだと軽い言葉に聞こえるかもしれないけれど、話の引き出しが多く、どのタイプの相手にもちゃんとアプローチができるところは本当に凄いと思います。これは僕にはないところです。他にも、視野が狭くなった時に広げてくれたり…まあ高1から一緒で長い付き合いなので、僕を支えてくれる良きパートナーです(笑)

 

---------次に、ラクロスの魅力を教えて下さい。

泰斗:ラクロスの魅力を知りたかったら、ぜひ私と直接お話しましょう(笑)1人1人魅力に思うところが違うところが、それもまたラクロスの魅力だと思うので、ぜひ体験会に足を運んで、自分なりの魅力を見つけてください。

映人:1人1人が今までやってきたことが色々な形で生きるスポーツだと思います。ポジションごとにかなり役割が違ってくるので、絶対に自分のやってきたことが生かせます!どんな役割でチームに貢献できるかは本当に十人十色ですし、特技は生かせて、不得意なところも潰せると思っています。それくらい個性を出せるスポーツです。

 

--------最後に、新入生に一言お願いします。

泰斗:どういう4年間を送りたいか、もう一度考えてみて欲しいです。4年間今の生活を送り続けるのか?それとも今、何かやりたいことを見つけて最後までやりきるか。   自由に使える時間が増える大学生活、その中であなたは何を選択しますか?学生生活を振り返った時に、あなたは何を“プライド”にしますか? 

映人:4年後の自分を誇れるかどうかは、覚悟を持って何かに打ち込むかどうかで決まると思います。誇れる自分になれるかどうかは自分次第です!後悔しない大学生活を送ってください。少しでもラクロス部に興味を持った方は、ぜひヘボンフィールドに来てください!


(インタビュアー:4年/AS市村晴)



いかがでしたか?😻

この2人のように熱い想いを持って、日々の練習に取り組んでいる部員が多くいるところもラクロス部の魅力です!

ラクロスの魅力は語り切れないほどあるので、少しでも興味を持った新入生はぜひ連絡をくれたら嬉しいです🌷

お待ちしています!!!

"ラクロス部の理由"はこれで終わりです。ここまで読んでくださり、ありがとうございました!🌸