僕とmoco

今回は僕がmocoに入るに至った経緯を書いていこうと思います。


実は僕はmocoを読んでこのサークルに興味を持ったわけではなく、体験に行くまで一度も読んだことがありませんでした。きっかけは他大学にも友達ができたら楽しそうだなと思ったことで、インカレサークルであるmocoの会議に参加しました。

 

その日の議題は公園。フリーペーパーと言ってもすごい内容の濃いものを作っているんだな〜と感心していると、

「皆さん、ちょっといいですか?」

 自分の向かい側に座っていたメガネをかけた控えめそうな男の子が唐突にホワイトボードの前に立ちます。何か始まった、敬語ってことは一回生の子かな、と思っていると、彼は日本に公園が根付くまでの歴史を生き生きと早口で語りはじめました。時々クイズを交えながら話を進めていく彼の姿は、夕方の情報番組キャスターのそれでした。ふと彼の席に目を向けると分厚い本が4冊ほど積まれています。卒論でも書くのかと思うと同時にmocoに費やしている熱量を感じました。

 

会議後、家に帰ると消しゴムがないことに気づきます。そういえば会議中、卒論の彼に貸したまま返してもらうのを忘れていました。チャンスだと思い、すぐに連絡してそれを口実にご飯に誘いました。

もう一人の一回生の女の子にも声をかけ、三人でご飯に行きました。鉄板焼きを囲んで話をする中で、その日何をしていたのかを尋ねると、二人は新刊の企画で銭湯に行った後に公園で鬼ごっこをしたそうです。汗を流した後に汗をかくことに僕は疑問しか抱きません。神奈川と鹿児島出身の二人の話は、ずっと京都に住んでいる僕にとっては興味深いものばかりでした。

この日、mocoに入ることを決めました。

僕がmocoに入ったのは、活動内容はもちろん、今まで通り生きていると出会わなかったであろう面白い人たちに惹かれた側面が強いです。12月中頃に入った僕はまだ本格的な紙面作りには参加していないのですが、デザインと文章への細部に至るこだわりや、白熱するディベートなど、胸踊る場面にたくさん出くわしました。

豊かな個性を持った人たちと一つのものを作り上げる。ワクワクします。

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