カンボジアの魅力

こんにちは。2年の出口です。

あおいのメンバーはとても真面目な方が多いため(?)、今までの記事では様々な事を考えたり、知見を深めたりすることができたのでは無いかと思います。

本日はちょっとおやすみ…というわけでもないですが、昨年の記憶を頼りに、カンボジアの魅力を語っていきたいと思います。

カンボジア…みなさんはどんなイメージをお持ちですか?発展途上国?ゴミゴミした感じ…、アンコールワット、、、?

私も、最初はよく分かっておらず、(団体に入るまで、国の形も国旗も、ぼんやりしかわからなかった始末…)だからこそ興味があって行ってきたのです。

空港は、とても広くて綺麗でした。標識や案内板が全てクメール語で、異国の地に来たんだなぁとぼんやり思いました。何となくまだ日本にいるような感覚が残っていた覚えがあります。

ですが、そんな私が「ここがカンボジアか。」と、強烈に思ったのは、ホテルまでの道中、トゥクトゥクで公道を走っていた時です。トゥクトゥクと言うのは、バイクの後ろに4-6人が座れる簡単な席が付いている、激安タクシーみたいなものなのですが、それはさておき。

公道はかなり広く、4車線ほどありました。しかし、この車線、ほとんど意味を為しておらず、1車線に車が2台は走っているし、さらにその間を縫って、大型バイクが走っているわで、驚きました。しかもそのバイクに、4.5人は平気で乗っているのです。明らかに定員オーバー…

あまりにも日本と違い、想像もつかない光景であったため、食い入るように外の様子を見てしまいました。

さらに、ガソリンの匂い、商店街に広がる独特な香辛料の香り、道端にまとめられているゴミのムワッとした臭いなど、様々な匂いで嗅覚も刺激され、ますます気分が高揚しました。

私はすっかり「カンボジアの雰囲気」に飲まれ、そして虜になっていたのです。

そんなこんなで、あっという間にホテルまで付き、私はまだ軽いキャリーバックを部屋まで上げ、夕方まで近くの道をフラフラ歩いたり、外の景色を眺めたりしていました。ホテルの向かいには、仏教寺院があり、洗濯され干されていた鮮やかなオレンジ色の袈裟が、印象的でした。

渡航して翌日から、新しいプロジェクトパートナー探しのために、現地NGOを回り始めました。ハッキリとした理念、目的の元活動をしている団体ばかりで、日を重ねる毎に、今後1箇所に絞るのは大変だろうな…いっそ全部出来ないだろうか…、と思いました。それほど、どの問題も深刻なのです。

夏出張中盤には、キリングフィールドとトゥールスレンにも行きました。今の諸問題の殆どを生んだ、と言っても過言ではない、ポル・ポトによる大虐殺の様を、その記憶と証拠の断片を、しかと目に焼き付けて帰ってきました。記念館の展覧にあった真顔で映された何十もの顔写真(収容所に収監された人達は、最初に顔写真を撮影されていたのです。)を見たとき、その殆どがもうこの世に居ない人たちの、言わば遺影なのだという事実が、あまりにも恐ろしくて、悲しくて、暫くそのパネルの前から動くことが出来ませんでした。皆さんも、カンボジアに行く際にはぜひ行って、真摯に向き合ってみてください。

暗い話はここまでにして、最後にご飯の魅力を語ります。お肉好きな私はほとんど毎日ロックラック(骨無しスペアリブみたいな味です。)を食していたのですが、お米はパラパラとしたインディカ米を油で炒めてたものでしたし、スープも現地の独特な味付けで、どの料理からも今まで嗅いだことの無い香辛料の香りがほんのりとしていました。

意外にも味付けは日本風(?)で薄味であり、とても美味しかったです。(帰国後に体重を計ったら、5kg増えてました。)露店のご飯は、ほとんど食べずじまいで終わってしまったので、次こそは色々と食べて帰ってきたいなと。密かに思っています。


他にも、マーケットや夜の街の面白さなど、まだまだ語り足りませんが、カンボジアの魅力を知ってもらうには十分かな、と思います。長文な割に断片的な内容になってしまいましたが、本日の記事はここまで。

最後まで読んでいただき有難うございました。

それでは、また次の記事も(ほかのメンバーは、あおいに対する、プロジェクトに対する熱い想いを語ってくれると思いますので)ご期待ください。

それでは。



文責:出口幸映