あなたは英語を好きになりたいですか?

 皆さんこんにちは
 Vent arrière月曜担当の白川です。

 先週は「あなたは英語が出来ますか?」というタイトルで日本人と海外の人の英語に関しての捉え方の違いについて書きました。今回はその続きとして、どうしたら英語を好きになれるのかということを私なりに書いていきます。

 英語を学問として捉えているから嫌いになる人が出てくると先週の記事に書きました。では単純に学問として捉えなければ好きになれるのではないかというのが私の持論です。そりゃそーだというツッコミはやめてください、自覚してます。

 学問として捉えないとは具体的にどういうことか。英語を勉強する目的を変えれば良いのです。例えば...
・洋画を観るとき、吹き替えや字幕ではなく、役者さんの言葉をそのまま理解したい(吹き 替えや字幕ではどうしても本来の意味とは少し変わる部分があるため)
・外国人の友達をつくってコミュニケーションをとりたい
・海外旅行を思う存分楽しみたい
・外国人観光客に道を聞かれたときにスマートに対応したい
・彼氏、彼女の前でかっこつけたい etc...

 上に挙げたようなことを目的として英語を勉強してみてください。少しは気が変わりそうではありませんか?何事においても目的や目標を決めることは大切だと思います。そしてそれが自分の好きなことや夢であれば、誰でも努力しようと思うはずです。それに例に挙げたものはすべて英語をコミュニケーションツールや自分が楽しむためのものというように捉えられると思います。

 では目的も決めていざ勉強を始めようと思ってもなかなか難しいと思います。参考書買ってやるのもつらいし、長続きしなさそうと思う人も多いのではないかと思います。私もあまり好きではありません。じゃあどうするか。私が思う一番手っ取り早い方法は実際に外国人の方と話すことです。
 机に向かっているのだけが勉強ではありません。それだけでは英語は出来るようにはならないと思います。例えば、ある野球部が練習の時間をすべてルールを全部覚えること、技術的な知識を本などで取り入れることに費やしたとします。果たしてその野球部は甲子園に出場できるでしょうか?無理ですよね。その部が甲子園に出場するためには知識をインプットするだけでなく、実際に練習試合やトレーニングでアウトプットすることが必要です。

 英語に関しても同じ事だと思います。さすがにまったく英語の知識がなくアウトプットをするのは無理があると思いますが、ある程度学校で習ったような単語や文法がわかっていれば大丈夫だと思います。その知識を使って、外国人が集まるバーへ行って話しかけてみたり、道ばたで困ってそうな外国人観光客に声をかけてみたり、学生であれば外国人の先生と授業の前後にちょっと話してみたりしてみてください。私の場合、小さい頃にスキーをやっていたので、冬休みに地元のスキー場でインストラクターとして外国人にレッスンをしていました。
 最初はなかなか言いたいことが言えなかったり、相手が話していることを聞き取れなかったりすると思います。でもそれは決して恥ずかしいことでも何でもありません。そうでなかったらその人はもう英語が出来る人です。しかし、出来ない中でも必ず伝わったことや聞き取れたことがあると思います。私はその喜びを感じ、それを励みに次へつなげていって欲しいのです。

 私自身、大学受験が終わるまでほとんど外国人の方と話したことがなく、あまり英語が好きということはありませんでした。しかし、スキー場でインストラクターとして英語を使っているうちに、外国人と話すことの楽しさや自分の英語がちゃんと伝わるということが実感でき、大学でもTOEICなどの授業より実際に英語でコミュニケーションを取る授業の方が好きになっていきました。そうしてまた自分の英語力の向上へとつなげていきました。

 今の時代、日本にいても外国人とつながろうと思えばいくらでも手段はあります。皆さんにも実際にコミュニケーションをとって、自分の英語がちゃんと伝わることや、外国人と話すことの楽しさを感じて英語を好きになって欲しいと思います。英語が出来れば自分の世界はぐっと広がります。片言でもなにも問題はありません。ちょっと勇気を出して話しかけてみてください。それが英語を好きになり、出来るようになっていく第一歩だと思います。

それではまた来週✋

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