フランスのパン

 皆さんこんにちは。
 Vent arrière 月曜担当の白川です。

 コロナウイルスの第二波の影響でまた日本全国に緊張が走っていますね。私たちも異文化カフェの開催方法について考え直している最中です。安全に皆さんと交流し、有意義な時間を過ごせるように案を練っていますのでまたなにか決まれば伝えていこうと思いますので、Pandoの記事やInstagramをチェックしておいてください。

 さて、暗い話題はここまでにして、今日はパンのお話です。パンと言えばのこの質問からいきましょう。

 朝食は、、、
 パン派?orご飯派?

 「どうでもいい質問なのに意外と話題に挙がるランキング」上位常連のこの質問。この戦いは百年後も続いていると私は思います。(←だからなんだと思ったそこのあなた、そのツッコミ精神に敬礼(^_^)ゞ)
 どちらかといえばご飯派の私ですが、フランス留学中はもちろんパンを食べていましたし、パン屋にもよく行っていました。フランスパンという言葉があるくらいですから、フランスではパンは当たり前ですしパン屋も非常に多く、日本のコンビニくらいそこら中にあります。今回はフランスで私が実際に食べておいしかったものなどを紹介していこうと思います。ちなみに、フランス語でパン屋はboulangerie(ブランジュリー)、パン職人をboulanger(ブランジェー)と言います。

 まずはbaguette(バゲット)です。ところで皆さん、フランスパンとバゲットの違いはご

存じですか?フランスパンは小麦粉、水、塩、イーストのみで作られるパリ発祥のパンの総称でありバゲットはその一種です。baguetteという単語は「細い棒、杖、箸」といった意味があります。おそらく、その形状からパンの方にもそう名付けられたのでしょう。
 フランスのパン屋で買えるバゲットはスーパーのものよりも圧倒的にふわふわ感が違います。表面はカリッと中はふわっと、そんな食感です。ただ、翌朝には中も固くなってしまうのでその日食べられる分だけ買うようにしましょう。

 つづいては、これも皆さんご存じcroissant(クロワッサン)です。三日月という意味のこのパン、その名の通り三日月型でサクサクとした食感にバターの香りがぶわっと広がりますよね。フランスのパン屋でだいたい一つ1ユーロ前後で売られています。私はパン屋へ行ったら必ず買っていました。もちろんスタンダードなものもおいしいのですが、私のイ

チオシのcroissant d'amande(クロワッサン ダマンド)というのもあります。簡単に言えばアーモンドクロワッサンで、フランスでは定番の菓子パンだそうです。通っていた学校の近くのパン屋で食べたものがとてもおいしかったのですが、次行ったらなぜか無くなっており、それ以降、見ることはありませんでした。(その店では定番じゃなかったみたい)サクサク感がスタンダードなものより数段上で、甘さとアーモンドが心地よく絶品でした。また食べたい、、、

 さいごはchausson aux pommes(ショソン オ ポム)です。バゲットやクロワッサンに比べたら聞きなじみはないかもしれませんがchaussonは「上履き、スリッパ」、pommeは「リンゴ」という意味です。半円型のパイ生地にリンゴのコンポートが入っており、パイ生地には葉脈のような模様が入っています(写真無くてすみません)。これもまたフランスでは定番の菓子パンでどこのパン屋にも売られています。アップルパイとは違いパイ生地が薄い分、中にはリンゴのコンポートがたっぷり詰まっています。(17:30現在、このタイミングで腹の虫がなり出した。夕飯何にしよう、、、)

 お腹も空いてきたのでここらへんにしておきます。フランスのパン屋では日本のようにトレーとトングを持って自分で取るのではなく、対面で注文をして店員さんが取ってくれるというシステムです。そのため、ある程度どんなものがあるか理解していないと困るかもしれません。逆に言えばそこでフランス語や食文化を学ぶことも出来ます。今回紹介したもの以外にもフランスの定番のものや、日本ではあまり見かけないものがたくさんあります。ご飯派の皆さんも是非これを機に、いろんなパンを食べてみてください。世界が広がりますよ。

 ではまた来週✋

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