Reading stool(サブロク合板作品)

プロダクトデザイン学科2年生全員の課題、サブロク合板で「体を支えるもの」をテーマに作りました。
釘、接着剤など使用せず組み立てだけで作っています。
サブロク合板の大きさがより分かりやすい写真を用意してきました。
モデル:友達(170㎝)とサブロク合板です。この1枚で作っていきます。

制作過程
・アイデア出し
使用する場所:図書館や書店など本を読める場所
使用者:大人〜子供
(合板の大きさの都合で子供用で作っていきます。大人用は今回作ったものより大きめで考えています)
形:丸みのある形、生き物ような形
(円など角がない形は人に「安心感」を与える効果があります。リラックスした状態で読書を楽しんでもらえたらいいなという思いでこの形に決めました。そして生き物のような形にすることで親しみやすい印象を持ってもらいたいです)

・設計と1/4スケールモデルの制作
組み立てたときの設計図(Illustrator使用)
パーツごとの設計図(本体、差し込み部品1、差し込み部品2)
1/4スケールモデル

・型作り
サイズが決まったら、型作りをしていきます。
合板より薄い板やトレーシングペーパーに実寸で下書きしてジグソーで切ります。
差し込み部品は合板に下書きしてテーブルソーやバンドソーで切ります。
穴は糸ノコ盤を使用しました。

・合板にトレース、切断、やすりをかける
合板をトレースするときは木目に注意しながら作業します。木目が縦向きなのでそれに合わせて作業します。木目に合わせることで強度が高くなります。
やすりはしっかりかけます。

・スプレー塗装
木材本来の良さを活かすためクリア塗装にしています。
塗装→乾かす→やすりをかける作業を3、4回繰り返します。
(作業に集中していて塗装している写真を撮るのを忘れていました。今度、塗装しているときの写真を載せたいと思います)
最後の仕上げに軽くやすりがけします。

・完成
制作時間 30時間

背面と正面

・使用例
4通りの座り方ができます。
モデル:友達(155㎝)

まとめ
限られた大きさで釘や接着剤を使用せずに「組み立て」だけで成立させなければいけないので時間がかかりました。
設計図や1/4スケールの手直しが一番大変でした。それと同時に、設計などしっかりしていなければ全てが間違ってしまうので物作りをする中で重要な作業だと改めて認識しました。


●いつも投稿をご覧いただきありがとうございます。
私は今までネットやSNSなどに投稿したことがなく、レイアウトや写真のサイズなど色々試行錯誤しながら投稿しています。
私もより良い作品投稿にしていきたいので、もしよければコメント欄などでアドバイスなど頂けると嬉しいです。

他にも作品に対してのコメントも嬉しいです。

山本 一樹
2021.11.23

ものすごく素敵な形ですね!
丸みがあるものはものすごく座ってみたいとついつい思ってしまいます!
接着剤なども使用しないで作成となるとお時間がかかるかと思いますが、これからも素敵な作品を楽しみにしておりますね!

大畑すずか
2021.11.23

ありがとうございます。
今まで作ってきた作品の中で一番時間がかかりました。
大きな作業も多く、大変でしたが完成したときの感動はとても大きかったです!