地方創生の流れの中で、大切になってくることはどんなことだと思いますか?
私たちは住んでいる市民がまちに愛着をもち、そのまちのために行動を起こしていくことだと思います。例えば、地元のお祭りを企画するときに、町内会の一部の人たちだけではなくて市民一人ひとりが子どもたちのために何ができるかを考えて動くことなどです。そのためには、市民一人ひとりが自分のまちに起こることを自分のことだと考え、行動していくことが必要だと思います。
そのような主体的に動くことのできる人財を育成するために、以下の四つの柱で活動しています。
青少年健全育成(体験学習)
生涯学習「やりがい・生きがいの創造」
市民参加の「ひとづくり」
地域コミュニティの活性化
青少年健全育成(体験学習)
青少年の体験不足やそこから生じる様々な青少年問題が目立ってきている中、体験を通じた学習が現在求められています。実際に私たちは、自分たちで企画をすることやチーム・班で活動する体験を通じて、あきらめない心や人との関わりなどを学んでいます。また、得た知識を実際に使ってPDCAをまわして、初めて自分のものにすることができると考えています。何かを0から自分たちで作り上げるのは大変なことですが、目的達成に向けて苦難をも仲間とともに乗り越えながら元気あふれるたのもしいたくましい人財になることを目指しています。
生涯学習「やりがい・生きがいの創造」
人や環境など自分以外のもののために行動して貢献することで「やりがい」や「生きがい」を感じてもらい、そのことを心の豊かさにつなげます。相手のために考えて行動し、実際に相手のためになると自分にとっての喜びにもなります。誰かや何かのために自分が動いていく、そんな仕事の本質ともとれるような「やりがい」「生きがい」をそれぞれの心の中で灯し、心の豊かさを育みます。
市民参加の「ひとづくり」
地方やそれぞれの地域を活性化させていくために、自分のまちに対して行動を起こしていく人を育てる「ひとづくり」を目指しています。肩書を持つ一部の人たちだけでなく、まちに住む全員でまちのことを考えていく「ひとづくり」は「まちづくり」に直結して、豊かな社会や地域を残すことにもつながると考えています。
地域コミュニティの活性化
お隣さんやご近所さんとの繋がりが薄くなったこのご時世で、近所の子どもたち同士で遊んだり地域のお祭りでみんなが顔を合わせて楽しんだりするなど、周りの人たちとつながる明るく豊かなコミュニティを作っていきたいと考えています。「地域との関わり」「人との関わり」の素晴らしさを再認識して、明るく豊かなコミュニティを地域全体に広げていこうと思っています。
*市民とは…
〇〇市の市民という意味ではなく、「まちづくり」「ひとづくり」に積極的に参加をする広い意味での市民を意味します。