大学生の残像とPompadour

はじめに

こんにちは。勉強サロンPompadourの共同代表、永田将真です。
Pompadourって何?って方が多いと思いますが、簡単に言えば東北大学で活動をしている、「勉強」を主眼に置いた団体です!!Twitterなどで活動報告をしているので興味がある方は見てくださいね。

っと、宣伝は一先ずおいておきまして…。突然ですが、次のグラフを見てください。


これは東北大学高度教養教育・学生支援機構が発表している論文の中で示されているグラフです。全国の大学生48,233人を対象にアンケートを行ったもので、大学生が一週間の中で授業以外に学習に費やす時間を表しています。これを見ると1~5時間が過半数を占め、平均は約5.4時間となっています

 世間で言われている「大学生は、勉強しない」という風潮は強ち間違いではないのです。もちろん一年生の内から研究室に行ったり自分で教授とコンタクトを取りに行き積極的に学ぼうとしている学生もいるにはいますが少数派であるということは変わりません。実際僕も東北大学に入学して半年が過ぎたころから、高校の時に思い描いていた大学生活との乖離を意識しだし、その違和感は次第に大きくなっていきました。

像の変遷

 みなさんが「大学」と言われて想像することってなんですか?バイト、サークル、学友会、他には…恋愛とか。少し古いかもしれませんが、このような言葉が流行ったこともあります。

「大学は人生の夏休み」


「大学は、学問を修める場である」そんな、僕が思い描いていたイメージは数舜前の残像…時とともに像は移ろい、多様性の創出に反比例するかの如く大学の学問的イメージは雲散してしまったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大学が始まって半年ほどたち、僕はこう考えるようになっていました。

この頃に出会ったのが、今Pompadorの共同代表を務めている根本一希君です。

「学習サロン」の創出

 根本君と話していて、ある話題で意気投合しました。「もっと勉強したいよね!
僕と同じような考えを持つ人は、実はたくさんいたのです。僕に見えていなかっただけ。「勉強したい大学生なんていない」というのは僕がただ視野狭窄に陥り、勝手に現状を悲観していただけ。しかし、ここで一つの疑問符が浮かびました。

なぜ「勉強を求めている人」はこんなにも見えずらいのだろう。

バスケがしたいならばバスケットボールサークルに入ればいい。一口にバスケといってもしっかり大会を見据えてバスケをするサークルもあれば、みんなでゆるーくバスケを楽しめるものもある。選択肢はたくさん。

じゃあ、勉強するサークルって?

そう、これまで東北大学には広く「学問」を取り扱った団体は存在しなかった。ゆえに学問を追い求める人は見えづらく、目立たなかった。

「無いなら、作ろう」

この言葉をきっかけに、Pompadourは生まれました。


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