①ササラ型の場
日本の大学も例外ではない、蛸壺化。
専門の授業や研究で忙しかったり、他大学との交流が薄い大学も多いだろうから、蛸壺化は必至なこともある。
高学年になると基本的に同じ学部や研究室、サークルや部活の人としか基本は話さないという学生は少なくないはずだ。
そんな蛸壺化に対してササラ型の根となる場を提供したい。
ササラとはホウキの枝分かれする前の根本の部のことを指す。皆合一ではなく、分化された中にも共通な部分をしっかりと持つことを言う。そんな箒のササラの役割になりたい。
②serendipity
セレンディピティと読むこの英単語は偶然の出会いや発見を意味する。人と人だったり、人と学問だったり、人と場所だったり、人と経験だったり。必ずしもすべてがプラスになるわけではないだろうが、より多くたくさんのものに触れた方が宝物を見つけやすくなるだろう。
③リベラルアーツと対話
リベラルアーツは自分とは?世界とは?他人とは?時空間とは?真理とは?こういった一言問題やオントロジーに関わることを中心に置きながら各分野のことを学ぶ営みだと捉えている。
教養といえなくもないが、単なる知識をつけるのではなく、大事な核を得る学びを様々な分野を通して得ることを目指したい。
大学に入った瞬間それぞれ○○学部という専攻に支配され、その他のことに目が行かなくなりがちであるし、ささら型の中心の共通言語だろう。
対話とは相手のことを尊重しつつ、自分の意見も勇気を持って表明してみる営みだ。
多様な価値観と背景を持つ人々の中で、自分とは明確に異なる他者の意見にまっすぐ素直に触れるたり、意見を表明することが意外と自分の中で激しい反応になることもある。
以上3つの機会を共に作っていくことが学生団体ラジリアが描くビジョンである。