私が通っていた中学・高校には、青年海外協力隊の経験を持つ先生がいたり、JICAの支部が近くにあったので講演会で何度もお話を聞く機会があったりと、大学に入学する前から"国際協力"という言葉には自分にとってなんとなく馴染みがあるものでした。しかし、私にはそれがずっと良いものとは思えず、一方的なものであるように感じていました。
しかし、1年生の夏に初めてレアスマイルの一員としてカンボジアに渡航した時から、私の考えは徐々に変わってきているように感じます。自分たちも相手もお互いに必要とし合い、助け合い、支え合えるような"国際協力”があるということを知ることができたからです。また、女子保健の知識を教える・教わるの関係である時もありますが、それ以外の時間でカンボジアの子どもたちは私にたくさんのことを教えてくれました。年の近い子も多くて、日本にいる間でも連絡を取り合います。その子たちとは仲のいい同級生やかわいい後輩のような関係性です。支援する・されるの関係ではない"国際協力"あり方が少し見えたように感じました。
今現在は大学の授業やレアスマイルの活動を通してより多くのことを学び、協力というにふさわしい国際協力はどのようなものか悩まされる日々です。学んだことをレアスマイルに置き換えて考えたり、どうしたらレアスマイルにもこの要素が取り入れられるかなど本気で考えます。国際協力のスペシャリストでない私たち女子大生にできることは限られていますが、逆に女子大生である私たちにしかできないこともあると思います。それを信じて、今後の活動も頑張っていきたいです!