1年半の歩み

僕はリアライズの初期メンバーとして、活動しています。初期メンバーは2人、現Realize代表の金子遥(当時2年)と僕(当時1年)だけでした。結成当時、大学を良くしようという思いで始動しましたが、活動すればするほど問題点が多く、さすがに2人ではどうにかできる状況ではありませんでした。頼れる先輩も極端に少なく、教職員のほとんどからは見向きもされず、学生からはさげすんだ目で見られる毎日です。

そのような状況で、自分たちはどうすれば大学を良くしていけるのか、どうすればみんなが自分たちに目を向けてくれるようになるのかなど、毎日のように2人で夜遅くまで話し合っていました。

その結果まずは僕の一つ下の代、(現2年生)が楽しい大学生活をスタートできるように可能な限り大学の環境を整えようということになりました。なぜそのような結果になったかというと、今の2年生の代に大学を良くするきっかけとなってもらい、今後彼らを中心にさらに良くしていってほしいと考えたからです。つまり、多摩大学の中心となり、学生活動を活性化させていくことを彼らに懸けたのです。

ありがたいことに2年生は全体的にポテンシャルが高い人が他の学年に比べて多く、特にRealizeメンバーはずば抜けていると思います。Realizeの2年生は皆性格やモノの見方など、本当に様々で似たタイプの人が1人もいないのですが、なぜかまとまってしまっています。それはある意味でこの学年の最大の強みだと思います。そんな彼らには、その最大の武器を活かし今後活躍していってほしいと思います。

Realizeはこの4月に新たなメンバーを迎えいれました。1年生です。上級生の間で既にできあがってしまっている家族の絆を目の当たりにし、圧倒されたと思います。自分は家族になれるのかと思った人もいるでしょう。大丈夫です!僕たちはちゃんとみんなのことを家族として受け入れています。今回Realizeに入った1年生はとても貴重な存在であると思っています。なぜなら、僕たちが結成当時から思い描いている理想のRealize像を、入学から1ヶ月足らずでほとんど理解している人が多いからです。1年生にはまず、このチームで自分なりのを出せるようにすることを期待します。上級生の個性が強く簡単ではないと思いますが、今の1年ならできるはずです!

1年生や2年生だけではありません。途中からですが僕と同じ学年の人、また先輩たちもRealizeに加わってくれています。一緒に副代表をやっている2人や普段一緒にいることは少ないけど、いざというときに力を貸してくれる仲間。僕たちが悩んだときなどに相談に乗ってくれて、時にはアドバイスをくれる先輩。結成当時はいなった同学年や先輩がいることで相当助かっていることは多いですし、彼らの力が加わったことでRealizeがさらに強くなれたことは言うまでもありません。

結成してから1年半Realizeとして活動してきましたが、まさかこの短期間でこれほど大きなチームになるとは思ってもいませんでした。具体的には、子ども向けの英語教室の開催や地元の高校と連携したプロジェクト、地域の大きなイベントに大学の代表として参加してほしいとお話をいただけるまでになりました。

このチームは様々な個性の人がいます。比較的似ている人もいれば、普通なら関わっていないだろうと思う人もいます。そういう人たちが集まって1つの目標に向かって日々前進しています。それこそが、Realizeの最大の特徴であり、僕たち家族の絆なのです。

僕たちはこれからも進化し続けていきます