今日から76年前、1945年8月9日午前11時2分長崎に原子爆弾が投下された。
前回の記事に書いたように、今回は授業で学んだことを書き記す。
ヒロシマ
学んだこと
・被爆者の方が一番伝えたいこと
・多角的に捉えるということ
・平和とは何か
・被爆者の方が一番伝えたいこと
私は今年に森口貢さんという被爆者の方からお話を聞くことができた。
森口さんプロフィール
1945年7月末から8月初め、家近くの造船所が激しい爆撃を受けた。避難した防空壕近くでも爆発した。ここは危ないとして6年生の姉と1年の弟と3年だった私、子ども3人を母は連れて、8月4日佐賀の田舎に疎開した。5日後原爆が投下された。父の工場は消失し、姉兄は学徒動員中だったが、奇跡的に生き延び、引き返した母と共に私達の所に戻ってきた。20日爆心地を抜けて長崎に戻った。戦争は本当に怖い。平和は尊い。
そんな森口さんが一番伝えたいことは「歴史」だと仰っていた。
というのも原爆投下という事実だけが知られているこの世の中では日本は一方的に被害者顔をしていることが多い。「アメリカは酷い。」「なんで日本だけ…」そうではなくなぜ原爆が落とされたのか、その背景にある歴史を知ってほしいとのことだった。
・多角的に捉える
これは先程の「歴史を知る」ということにも繋がるが、なぜ原爆が落とされたのかを追求するとアメリカの考え方を理解する必要がある。日本という一つの視点からこの出来事を見るのではなく、アメリカというもう一つの視点から見ることで、また違った原爆に対する捉え方ができる。
・平和とは何か
この授業を通して、平和とは何かを考える機会がかなりたくさんあった。新型コロナウイルスが拡大しているこの今は果たして平和なのだろうか。そして核兵器がなくなったら、それは平和なのだろうか。戦争や紛争、貧しい人がいなくなったら平和なのか。平和とは何か自分なりの答えを持つきっかけになった。
今回学びを記入していく上で、あえて具体的に学んだことは書かなかった。その理由としては、この記事を読んでくれた皆さんが自分なりに考えることや調べることで自主的な行動に繋げて欲しいと願っているからである。同じ大学の人でもし興味があれば、この授業を履修することをお勧めする。
改めて考えるきっかけを与えてくれてありがとうございます。
国家間の政治的な目的は同一ではなく、お互いの正義を主張し、自国の利益を考えていると思います。そして利益確保を隠す為の大義名分も存在しています。
多角的に捉える事で事実の中の真実が見えてくると思いました。
戦争の対義語は対話です。
対話により解決する事が少しでも増えたら平和に一歩近づく気がしました。
松永さん、再度読んでいただきありがとうございます。
>戦争の対義語派は対話です。
戦争の対義語について考えたことがなかったので、新しい刺激をいただくことができました。また伝承者の方はインタビューではなく、被爆者の方との「対話」の中で情報を聞き出していると仰っていたことも思い出しました。