めっちゃ泣きました。

現在、ひとり旅で広島県。

朝4時に起き、始発の電車。広島駅に着くと、まず向かったのは広島平和記念資料館。

その途中に川があった。原爆が落とされた数日後には死体で埋まっていたことを考えるともうすでに息が苦しい。

そんな川を越え、入館。入るとタイムスリップしたかのようにその時代のモノが多く残っていた。亡くなった学生が着ていた服や原爆により壊れた鉄骨、遠くにいる親戚に向けて子どもが書いた手紙まで幅広い。

そんな中でも文字や絵、写真は直接、脳に当時の映像を届けてくる。

特に印象に残っているのは、原爆の被害を受けた子どもがお母さんに放った言葉。

「お母さん、泣いてはいけん。」

こんな短い言葉だが、涙がこぼれ落ちた。

お母さんからすれば、一番泣きたいのは子ども自身だとわかっている。
子どももお母さんを泣かせたくないの一心で優しさから強がっているのもわかる。

何が悲惨かというと何も悪いことをしていない人の多くが、たった一つの原爆により被害を受けたということだ。

いくつものブースで立ち止まっては考え、心苦しくなった。

中には「生きる」というブースがある。
そこには父母を亡くした人、1人になった人、子どもを亡くした大人などそれぞれがどのようにこの希望のない日々を生活してきたかがあった。

その途中で休憩を挟んだ。
しかし休憩しても心が休まず、他のブースを見ることをやめた。


明日また訪れる。
ゆっくりと向き合い、考える。そして伝える。

Pandoに記事として残す。