フィリピン 、日日是好日

はじめまして!PRCに所属しているリョウタです!私は1年生の夏、2年生の夏休み・春休みの計3回フィリピンの活動に参加しました。

ちなみに私たちPRCはロンブロンとアンツという2つの拠点で活動していますが、私は3回ともアンツに行きました!

https://pando.life/rikkyo-prc/article/28307

ANTSキャンプって.....?

ダイキ
PRC(Philippines Relationship Club )


さ!そんな私が今日書くのは「現地での生活」です。

あくまで例として私の経験を書きますが、読んでくださってる皆さんに少しでも現地の雰囲気が伝わったらな、と思います!


【05:00】起床。朝が苦手な私も、ここでなら鶏の鳴き声を目覚まし代わりに起きることが出来る。ベランダから眠気まなこで外を見ると、朝靄のかかる棚田が視界いっぱいに広がっている。そんな贅沢な景色を見ながら、甘ったるいホットコーヒーを啜る。山間部にあるこの村は、朝晩はひどく冷え込む。

キッチンからはホストマザーが朝食を作る音がする。私の家庭は朝から尋常ではない量を食べる。どんぶり換算で2、3杯分だろう。おかずは肉の日もあれば、野菜の日も、鶏の日もある。そしてホストファミリーが愛して止まないのがレトルトの味噌汁だ。お湯を注ぐだけで出来るので寒い朝にはもってこいだ。この村に来るときはいつもお土産として持ってきている。


【07:00】各家庭に泊まっている日本人たちで教会に集合する。その日のアクティビティの準備をするためだ。アクティビティとは我々が日本で企画した文化交流イベントのようなものだ。小学校や高校で授業としてやることもあれば、教会に村の人を呼び込んでやることもある。荷物の置いてある教会で準備を済ませた後、皆でアクティビティ開催場所に向かう。その時の気持ちはまさにハラハラドキドキという感じだ。同時に、みんなといればなんだって出来そうな気がするものである。


【12:00】午前中のアクティビティを無事成功させ、安堵している頃にはお腹も空いてくる。午後に何も予定がない日は各自ホームステイ先に戻りご飯を食べる。午後も引き続きアクティビティをする場合は皆んなでお弁当を持ち寄る。それぞれ家庭の味があり面白い。また、小学校や高校にいる時は先生が作ってくれたりもする。午後のアクティビティも頑張れそうだ。


【16:00】午後のアクティビティが終わりほっと一息。誰かが買ってきてくれた2Lのコーラを回し飲みした後は「また明日ー!」と皆それぞれの帰路に着く。

教会前の広場には学校帰りの小学生たちが集まっている。男の子はボール遊びを、女の子はゴム跳びを、そして近くの売店のおばちゃんがそれを見守る。こんなところを何もなく通り過ぎれる訳はなく、誰かが私の名前を呼びながら駆け寄ってくる。そうすると他のちびっ子たちも駆け寄ってくる。気づいたら鬼ごっこの始まりだ。夕陽が沈むまで、目一杯遊ぶ。こんな幸せは東京では味わえないだろう。


【18:00】晩ご飯はいつもホストファミリーがパンシットやアドボなどのフィリピン料理を作ってくれるが、この日は私がカレーを振る舞う。具材は庭で育ててるナスや豆、売店で買ったじゃがいもや骨付き肉、なんだって入れる。そこに日本から持ってきたルーを入れれば立派な晩ご飯の完成だ。お米が大好きなフィリピン人は何杯も何杯もおかわりしてくれる。私も懐かしい味に、少し日本を思い出したり。いつもご飯を作ってもらっているので食後の食器洗いは私の仕事だ。豊富な山水を使い、庭の一角で洗いものをする。すると残った米粒や骨を、飼っている犬や鶏が食べにくる。無駄のない生活だ。

食後は近くの家庭も招いて飲み会をすることが多い。冷蔵庫のない私の家庭に冷たいビールはなく、そこでフィリピンの有名ブランド・サンミゲル社のジンを飲む。氷もないので基本的にストレートで頂く。喉が焼けそうになったところで、庭先で取ったカラマンシーを食べる。カラマンシーとはフィリピンで愛される柑橘類だ。そんな激しめな飲み方をしながら様々なことを話す。今日の思い出、日本の生活、宗教観、経済、恋話…。いつの間にかみんなで踊ったり歌ったり。辛いことも楽しいことも心を開いて話せる、そんな幸せを噛みしめながら22時ごろ酔眠……

と長くなってしまいましたが、以上が私の村での生活でした!(一応書いておきますが、フィリピンでは18歳から飲酒OKです。しかしアンツの村で全員が飲むわけでなく、むしろ私の家庭が珍しいくらいです。)

村での生活は本当にここでは書き表せないくらい濃い毎日です!是非これも私たちPRCの記事を読んでいただき、興味を持ってくださったらなと思います!

それではSalamat po!(タガログ語で"ありがとうございました")