りんご栽培の一年とりんご部隊のおしごと

またまた、りんご部隊のほくです!

前回長々と自己紹介して終わってしまいましたが(´・ω・`)、
今回はいよいよ、私たち隊員が作業でどのようなことをするのかご紹介します!

■りんご栽培の一年とりんご部隊のおしごと

りんご栽培にはいくつかの工程がありますが手作業が多く、
一つひとつの作業に重要な意味がある上にコツが必要で、農家さんや先輩隊員に教えていただきながらお手伝いをしていきます。
お手伝いとはいえ農家さんの大事なりんごに手を加える作業なので、責任重大です🍎
作業工程の一つひとつにおいしいりんごを作る農家さんの工夫が光ります☆

剪定
りんごの出来を決める最も大事な作業なので農家さんが行います。

藁敷き
農園に藁を敷く作業です。1年生が参加し始めるより前の時期に2年生以上の隊員がお手伝いします。雑草対策と土からの水分の蒸発を防ぐ役目があり、シートではなく藁を用いることで自然に分解されるという利点があります。

花摘み(摘花)
蕾の状態の花を摘花します。これも1年生が加わる前の作業です。
 この工程が果肉細胞を増やし果実をおいしくします🍎

授粉
開花したら授粉を行います!
 りんごは
自分の花粉で受粉しない他家結実の果樹です。つまりある花の中でおしべの花粉がめしべに付着してもりんごの実はできません。そのため別の個体の花粉を手作業で受粉させる必要があり、これを授粉と呼びます。
(ハチや風による授粉も方法としてはありますが、気象条件やハチの定着率などに左右されるので難しいと言われています)

摘果
 
実がなったら、実が小さいうちから何度か間引き行います。例年ではこの頃から1年生も作業に加わります。
摘花も摘果も、おいしい果実を得るために間引きをする剪定の一種で、とっても大事な作業です!作業の時には、どのような基準で間引きをするのか、農家さんにポイントを教えてもらいます🍎
実際にやってみると実の摘み方が意外と難しくて、最初のうちは枝ごと折ってしまうミスをしてしまい悔しい思いをしたこともあります😿

葉摘み・玉回し
りんごの実が大きくなってきたら、均等に日が当たるよう果実に触れている葉を摘み取ったり、頃合いを見計らって果実の向きを慎重に変えたりします。葉は光合成で糖を作る大事なものでもあるので、摘み取りすぎるのもよくありません。一部にのみ日が当たっていると日焼けしてしまうこともあり、均等に日に当てることは赤いきれいなりんごを生む秘密です。
ちなみにりんごには等級というものがあり(特に贈答用など)、りんごの赤さもその基準に入ります。

収穫
 早い品種で9月末頃から、10・11月は収穫期です。農家さんの想いのつまったおいしいりんごの収穫をお手伝いします。鳥につつかれてしまったり収穫前に落ちてしまったりしたりんご、規格外のりんごをいただけることもあります。

摘果で残したりんご、成長が楽しみです!

■おいしいりんごを作るお手伝い、りんご部隊!

おいしいりんごを食べてもらいたいという農家さんの熱意と工夫をこらした技術に触れながらお手伝いしていると、りんご愛は増すばかりです。農家さんとの交流を通して、農業の自然相手である難しさおいしいりんごができたときの喜びも学びます!
(作業以外でも、勉強会などで品種による香りや味・食感の違いを知る機会もあります🍎
そのお話はまたの機会に!)

長い長いご紹介に最後までお付き合いいただきありがとうございました
次回からもお楽しみに!