はじめまして、りんご部隊31期生のふぁーじです!
私からは、私の思う
「りんご部隊が持つ、他の農業サークルと違う特色」
をご紹介。
りんご部隊がどんなサークルかは、他の隊員達の記事を見てみてください! 他の一般的なサークルとの違いは皆の記事から見えてくると思います。
○さて、本題。
りんご部隊が他の農業サークルと圧倒的に違うところは
農業やボランティアに興味が無い人
農作業があまり好きではない人
が多く所属しているところ
です!
なんだかとても、悪いところに見えてしまうかもしれません。 しかし! これが私の思う、りんご部隊にしかない良いところなのです!
(もちろん、農作業大好きな人やボランティア活動がしたい人、農業に興味がある人も沢山いますよ!!)
○なぜ、そこが良いところなのか?
私はりんご部隊のこの在り方が
「素敵な人間関係は、農業の好き嫌いに関係なく農業の場に人を集める」
という事を示していると考えています。
多くの農業学生団体は、農業やボランティアの好きな人を集めて農業支援を行ったり、農業を楽しんだりしています。 中には、農業にもっと興味を持ってもらおうという活動もあります。 どれも素敵な活動ですよね。
りんご部隊も団体全体としては同じですが、隊員それぞれを見ると少し違うのです。
りんご部隊の活動は信州大学の学生によって、安曇野市で行われています。 信州大学のある長野県はとても広く、キャンパスは県内各地にあります。 そのため、週末の農作業活動のたびに学生は往復100km以上車で移動しなければならないのです。
活動の日は朝早く、夜は遅い。
農家さんは農業で生計を立てていますから、活動中はもちろん農作業を真剣にやります。 先輩や農家さんに叱られてしまうことだってあります。
隊員の中には「作業そのものはそんなに好きじゃない」「朝早いので作業の予定を入れたことを後悔することもある」と言う人もいます。
でも、そんな彼等が口を揃えて言うのは
「それでも、皆に会いたいから」 「やっぱり、作業で皆に会うと楽しいから」
「また作業に来たい。」
素敵だと思いませんか?
農作業自体は好きじゃないけど、仲間が好きで参加する。
来たからには真剣に作業をして、農家さんの役に立とうと頑張る。
一日作業がおわって帰る頃には「また来たい」と思う。
別に農作業や農業が好きという事が芯に無くたって、農業の支えになる事はできるんです!
そして、これを実現するのは個性豊かであたたかい、りんご部隊の隊員達です。
なぜ一見ネガティブ要素な特徴を「良いところ」として紹介するか、ご理解いただけましたでしょうか。
○さいごに!
日本の農業において、人手不足は有名な課題です。
私は、労働力として沢山の人を巻き込む新しい道として、
「農業に特別興味があるわけではない人も巻き込んでしまおう!」
という可能性をりんご部隊の在り方に感じています。
その為に必要なのは、農業の現場にある人の魅力です。
こんな可能性を作り出したのは「農業に興味の無い人」で、こんな可能性を見つけ出したのは「農業に興味のある人」です。
いろんな人が、一つのことをやってみるって、発見がいっぱいですね。 農業に興味のある私は、こんな素敵な団体に出会えてとっても幸せだなって思います。