ビジョン 早稲田大学 ロータリーの会

ビジョン

見過ごされてきた"無法地帯"


「あそこは、"無法地帯"だからね」 「小学生が掃除しているらしい(笑)」

大学の先輩たちは、いつもネタにするばかりだ。何を“誇らしげに”話しているのだろう。これが自ら希望し浪人してまで憧れた、「早稲田大学」なのだろうか。


約50年前、駅前再開発事業により、現在の景観に近い高田馬場駅前ロータリー広場が完成した。

それまで、今の広場に当たる部分には住宅が密集しており、当然そこには地域住民が生活していたという。つまり、過去の地域住民たちに立ち退いて頂いたことで、今の広場の形がある。それから長年に渡って、地域の方々にはもちろんのこと、早大生を中心とした若者や、高田馬場を訪れる人々にも愛されてきた。

毎日空き缶やタバコの吸い殻などの散乱ゴミが溢れているという問題を、ほとんどの人が「見て見ぬふり」しながら。

ロータリーの会は、そうして「見て見ぬふり」されてきた高田馬場駅前ロータリー散乱ゴミ問題を掘り起こし、地域の課題として他者に伝え、他団体・企業・地域・自治体と協同することでこの問題の解決を目指しています。

我々はほとんど毎日清掃活動を行っていますが、その行為はあくまでもゴミを捨てさせない為の一つの手段に過ぎません。むしろ我々が清掃活動しないほど「綺麗な高田馬場の象徴」として、未来に残すことが究極の目標です。清掃活動以外にも、過去に啓発イベントを行ったほか、区長と面談し防犯LEDライトの設置を行いました。また、現在も企業協賛による協同清掃・啓発企画(写真展・マナー広告・活動認知促進ポスターなど)やIoT式ゴミ箱の設置を進めています。(その他にも多数企画実行済・準備中)


上記述べた活動を進めることで、地域の交流・憩いの場としての広場の機能は残しつつも、ゴミがないという「ロータリー新文化」を創造し、ロータリーの会が清掃しない日が来ることを追い求めています。