「ケイパビリティを考える」

みなさん、ケイパビリティという言葉を聞いたことありますか?

 

学生にとってはなかなか聞き馴染みのない言葉ではないでしょうか。今回はケイパビリティという言葉から法人・個人を考えていきます。

 

私のインターン先の企業研修にケイパビリティをテーマとする回がありました。その回の内容・受講生の所感を参考にしながら、私の所感を述べさせていただきます。

 

まず、ケイパビリティとはどういう意味なのでしょうか。

 

【ケイパビリティ】

全企業体として持つ組織的な能力。または、その企業が得意とする組織的な能力。(例:スピード、効率性、高品質など)

 

要は企業の能力のようですね。高い品質や迅速なスピードなどが例として挙げられます。私がここで考えたことはケイパビリティはあくまで現時点のものでしかなく、そのケイパビリティが無限に続くことが保証されていないということです。

 

実際に本研修では、ケイパビリティを高めることができずに停滞した企業が例として紹介されていました。

 

このことからケイパビリティを相対的に維持することが難しいことだとわかります。

 

これは、私が日頃から意識していることと同義であると考えました。

 

私は、「現状維持は停滞であり、日々成長を続けなくてはいけない」と考えています。

 

他の人が成長している間に、自分が現状維持ならば相対的に撤退していることになります。おそらく企業間ではこれは如実に数字で表れる為、意識して取り組んでいると予想しますが、個人レベルで考えたときに、特に学生は意識している人は少ないのではないでしょうか。

 

前記事でも記載したのですが、私のインターン先は組織人事コンサルティング・財務コンサルティングを行っている企業です。コンサルティング事業の為、何か物をもっているわけではありません。

最後に、私のインターン先のケイパビリティについて私の所感を述べさせていただきます。

 

①継続させ定着させる研修トレーニング

 

前記事にも記載しましたが、一般的な研修というのは受講者に「気づき」を与えて終わりです。一番重要な実行、そして定着という部分が抜けてしまっています。その為、そこで学んだことを実行せずに終わらせてしまう人も一定数いるのではないでしょうか。私のインターン先では、継続トレーニングと題して従来の研修では成しえなかった行動変容にまで着手しています。

 

②結果にこだわるサービス提供

 

私のインターン先では、お客様からの紹介で多くの依頼をいただくようです。これは私のインターン先のサービスが結果を残しているからでしょう。人からの紹介はビジネスにおいて非常に大きな意味を持つと考えます。ほとんどの企業では、案件を獲得するために広告を出したり、営業マンを雇用するのが一般的でしょう。これには莫大な費用がかかります。しかし、紹介で得た案件というのは費用が一切かかりません。では、人に何かを紹介するときはどんな時でしょうか。自分が本当に良いと思ったときですよね。私のインターン先は結果にこだわるサービスを行い、お客様から高い満足を得ているからこそ、多くの企業様にご紹介いただけるのではないでしょうか

 

インターンを始めて間もない私ですが、インターンでの学びをこの内容に紐付けて少しお話しさせていただきます。

 

私は、インターンにて結果はもちろん重要であるが、仕事に向き合う姿勢(結果に紐付くことでもあるが)も同様に重要であると学びました。そしてその姿勢というのは自分で評価するものではなく、人から評価されるものであるということ。つまり、自分の行動によって自分の仕事への姿勢が評価されるということを学びました。

 

私はこの仕事への姿勢もお客様の満足度に繋がると考えます。私のインターン先は仕事への姿勢を重んじる為、社長指導の下、従業員に染みついていると考えます。その為、そういった会社全体で統一された仕事への姿勢は見えづらい部分ではありますが、1つのケイパビリティなのではないでしょうか。

 

その中で私が第一にやらなくてはいけないことは、そのケイパビリティを崩してはいけないという点です。私は企業の一員です。私は企業・組織の強さは徹底力だと考えています。

 

私は高校時代野球部に所属していたのですが、強いチームの多くは、挨拶が徹底していたり、試合前・試合終了後の礼がぴったり揃っていたり、グランド整備の型がしっかりしていたり、部の決め事が徹底されていました。私はこの行為がそのまま野球の強さに繋がっているとは思いません。しかし、そのような細かい決め事を徹底できるチーム力こそが強さの源泉だと考えています。

 

つまり、私が会社の大事にする理念・考え方に則った行動をとらなければ、組織は弱体化するということです。

 

インターン生は組織の一員ということを自覚し、行動していかなければいけません。

 

そしてきっとそれが私の成長に繋がります。