買収ってなに?Part2

今日は「買収」についてメリットデメリットからまとめたいと思います。

メリット

様々なメリットがありますが、今回は4つ話します。
・企業買収による相乗効果が期待できる
・買収資金の準備が不要である
・買収後も独立した経営が継続できる
・後継者がいなくても会社を存続させられる

まず1つ目に相乗効果(シナジー効果)が期待できるという点です。
生産面ですと、会社を大きくすることで仕入れの量が増えその分コスト安くなります。
他にも買収会社と被買収会社の物流を統一し、物流コストを削減する 事が期待できます。

シナジー効果には①売上シナジー②コストシナジー③研究開発シナジー④財務シナジー
の大きく4つに分類されますが①と②については難易度が低く③が難しく、④の財務の面を理由にM&Aをする企業は少ないとの事です。

2つ目のメリットは買収資金の準備が不要という事です。株式譲渡などの対価は、自社の株式であることが原則なので現金を準備する必要が無いのです。

3つ目のメリットは独立した経営が存続できるという事です。買収は会社が消滅するわけではないので、自社の事業とは異なった企業を買収したとしてもその会社を独立して経営を存続させることができます。

4つ目のメリットは後継者がいなくても会社を存続させられるという事です。子供が事業を継承したがたず、事業を継ぐ事に困る経営者は多いですが
買収してもらう事で第三者に事業を承継する事ができるのでそれに伴い、従業員の雇用を守ることができます。

デメリット

次にデメリットについて2つまとめます。
・複雑な手続きを行う必要がある
・従業員や取引先から反感を買う可能性がある

1つ目ですが、友好的買収の場合、対象企業の同意を得ながら手続きを行うため、意向表明書や基本合意書など複雑な契約を締結する必要があります 

2つ目ですがやはり買収を行う事で退職を申し出る従業員も少なからずいます。
また、取引先から反感を買ってしまうとその後の取引に悪影響が出てしまう可能性もあるので買収は適切なタイミングで買収されることを周知し、徹底したフォローが大切です。

買収ニーズの高い業種と特徴

買収ニーズの高い業種には以下の特徴があります。

  1. 業界再編が進んでいる
  2. ある程度の売り上げ規模がある
  3. 技術者がいる(人材の育成に時間がかかるため)
  4. 物件やブランドに価値がある

これらの条件を1つでも満たしている業種はニーズが高く、中でもビルメンテナンス業
飲食業、IT企業はニーズは更にニーズが高いです。

まとめ

買収には様々な手法や決まりなど経営者は幅広く知っておかなければならない事が
多いです。
しかし世の中にはM&Aをサポートする仲介企業も存在しており、必ずしも自分一人で何もかもしなければならない訳ではありません。

今回買収について調べ、自分でもふんわりとした所をこの機会に詰められて良かったです。1番最初に戻りますが、シュプリームというブランドが無くなる訳では無いですし、これからまた新たな価値を生み出していけるようなブランドになっていくと思うので楽しみだと個人的に思いました。


山本 一樹
2020.11.11

構成がはっきりわかりやすくてものすごく勉強になります!
今後も読みますね!