インターンシップを実施する中で、苦戦していること

内定先でのインターンシップがあると聞いたとき、私は不安しかありませんでした。なぜならば今まで対面での接客アルバイトの経験しかなく、電話営業を経験したことがなかったからです。新しい何かを始めることのわくわく感やドキドキ感といった感情ももちろんありましたが、相手の顔を見て話すことができない電話営業に対しての恐怖感の方が強く、インターンシップ初日に初めて電話に触るとなったときは初声が震えたことを覚えています。かと言って「では今は震えないのか」と聞かれたら、「震えません!」と自信を持って頷けるレベルにはまだまだ到達できてはいませんが…。

さて、インターンシップで苦戦していることについてですが、これについては正直「全てです」と答える他ありません。学生時代に接客のアルバイトをしてきた程度で社会のこともほとんど知らない私は、社会におけるマナーを学ぶところからスタートしました。就職活動の面接対策で「面接 マナー」とインターネットで検索し、動画を見て付け焼刃で覚えただけだったので、それをすっかり忘れていた私は「ノックは3回だよね。2回しか聞こえなかったよ」と部長に注意を受けました。そうです。ここはアルバイト先ではなく会社なのです。なんて情けないと自分の無知さにがっかりしました。まだまだ学生のアルバイト気分が抜けず、マナーがなっていないのだなと今現在も反省する日々を送っています。尊敬語や謙譲語の使い方だけでなく、電話対応にふさわしい言葉遣いやメールの送り方に関しても反省することだらけで、秘書検定の勉強をしようと心に決めた次第であります。

全てにおいて苦戦はしているのですが、中でも業務で苦戦していることはもちろん、電話営業です。どうやったら相手が話を聞く気になって、どう話したら相手に翔栄の欲しいものが伝わるか、そして「物件あげよう」と思わせられるのか。これらを一回の電話で伝えることの難しさに直面しています。

慣れるまではひたすらに電話を掛け続けるしかありませんが、始めてみて気づいたことはそもそも話を聞いてくださる方が少ないのだということです。「建売」を「ケンバイ」と読んだ私です。不動産に関する知識が欠落していることを引け目に感じて、まだ確たる自信を持って電話をすることができないのですが、しかしそれこそが話を聞いてくれない原因だということがここまでやってきてわかりました。いくら新人とはいえ、そんなこと相手にはわかりません。ここが最初の関門なのだと思います。

話を聞いてくれなかったからといってメンタルをやられるような私ではないので、それ自体を気にすることはありませんが問題は次です。心優しい方が私の拙い話を聞いてくださり、翔栄が欲しい物件に関する質問をいただいたとき、初めは何一つ答えることができませんでした。それが悔しくて悔しくて、お時間を頂いている相手の方にも申し訳なくて、ここで改めて自分の欲しいものを自分の中で明確化することの重要さに気づきました。

まだまだ見えてないことも経験できていないことも多いですが、今はまず相手にしっかりと翔栄の欲しいものを「伝える」ということを意識して電話することを確実にこなし、一回一回の電話対応で少しずつ修正を加えながら、「皆物件くれるから困っちゃうなあ」と言えるように成長していきたいと思います。

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