傷をつけにいく


こんにちは!!3巡目に入ります。
テーマは、 私のターニングポイント です。

それでは、いってみよう〜♪



***

「ターニングポイントは何ですか?」

と聞かれたら、
「タイに一人で行ったことです。」と答えていた。

初めての海外
初めての一人飛行機
初めてのバックパッカー
初めてのタイ
初めてのトランジット
初めての一人旅

全てが初めてだったから、比較対象がなくて困った。
何が自分をそうさせたのか。


”初めて”はいつだって輝いて見える。

ワクワクした想いも
ハラハラした想いも
幸せな想いも
ちょっと腹が立った想いも
自分に自信が湧くような想いも


”初めてだったから”

これが理由になってしまう。
そうじゃないわけではないけど、そうではないのだ。
結論よく分からないのだ。


旅に出たことで出会いやコミュニティが広がって価値観が変わった。

綺麗にまとめるとこうなる。

しかし、
私が変化した根本は”旅に出たこと”じゃなくて、
”裏切り”みたいなものだったと思う。

裏切りって言葉をだすと一気に薄暗くなっちゃうね。参ったなあ。
(裏切りって勝手な解釈な気もするし、被害者っぽくなるからできるだけ使いたくないけど、それ相応の言葉は私の語彙ではまだ届かない。)


大学2年生の時に、女の子に陰口を男の子に嘘をつかれていたの。
それが同時に分かっちゃったものだから、相当のものを抱えてたんだと思う。一人で海外に行ってしまうくらいにはね。
その時は、「なんてひどいやつらなんだ。」ってもちろん思ったけど、
「ああ、そういう人なんだな。」って、
楽しいや嬉しいをくれた人たちだったからこそ、モヤモヤするものがたくさんあったんだと思う。

「こんな人たちみたいになりたくないし、あなたたちが見たことない世界を見てやるんだあ〜。」って。
マイナスの気持ちをこうやってプラスに変換できちゃうのは私の好きなところでもあり、扱いにくいところでもある。

瀬戸内寂聴さんの、悪口を言われるということは悪口を言われるほど幸運。
悪口を言われる=幸せに想われてる

って言葉を読んで、いっぱい自分によしよししてたなあ。


あの時感じていた想いは、いろんな色や形の絆創膏が貼られてちょっとだけ可愛らしいと思えるようになっている。マイナスをくれてありがとう。ちゃんとした傷をくれてありがとう。
マイナスって呼んでたけど、ちゃんと傷にしてあげよう。
こうやってかけて良かった。


最近の私の課題は、”傷をつけにいく”こと。
相手にも自分にも。
まだちゃんと本質は捕らえられてないけど、少しずつ少しずつ自分に傷をつけられる姿勢を持っていたいな、なんて。


今日はこの記事を書いて、傷が見つかった。嬉しい。

誰かがつけた傷は、違う誰かが触ってくれる。その触ってくれた人やものや考えが自分自身を救ってくれたり、スキになっていくんだろうなあ。


私のターニングポイントは、
海外に一人で行っちゃうくらいの傷がついたこと


無理やりまとめた感はあるものの、良しとしよう。


誰もが自らの人生を切り拓ける世界に


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