学生団体SWITCH広報部2年の濵本です。今回は人生の中の挫折や失敗について話したいと思います。
僕の歩んだ19年間、数々の失敗をし、挫折をし、勝負に負けてきました。中学の部活の最後の大会へ向けたレギュラー決め、高校受験、最後の高校テニス地区大会の準決勝、大学受験など、人生の中で絶対に勝たなければいけない勝負に幾度も負けてきました。でもこれらは結果として目に見える失敗であって、僕は人生の中の“本当の失敗“だとは思っていません。 僕が目を向けるべきなのはそういった"結果"よりもあの時の"行動"です。 気づけば僕は、自分が上手くいかない時、周りにいるたくさんの人を傷つけてきました。自分の都合で、支えてくれた家族には心ない言葉を吐き、慰めてくれる友達には冷たく接し、 応援してくれた先生方には悪態ばかりついて、本当に大切なものを見失ってしまい数多くの人たちを傷つけてきました。
つまり僕の“本当の失敗"とは、 大切な人たちにつけてしまった心の傷跡 です。 大学受験の時、お母さんは僕に「第1志望のとこに受かったら〜 だね!」っていつも僕が第1志望に受かった仮定の話をしてきました。ある日模試で全く結果がでず焦りと怒りが溜まってた時、 お母さんはいつものように第1志望に受かった時の話をしてきたのですが、そんなお母さんに対して僕は「高卒のお前は楽でいいよな!大学受験してなくて! バカ高校生が産んだ子供が受かるわけねーだろ、頼んでもないのに産んでんじゃねーよ」って言ったのを覚えてます。 あの時、お母さんは号泣してました。 何も言わずに部屋の隅で泣いてました。
赤ちゃんのとき、夜中熱出しておんぶして病院まで走ってくれたあの背中も、毎日絵本読んで寝かしつけてくれたあの声も、好き嫌い多かった幼稚園時代、好きな物だけを入れてくれたお弁当の味も全て鮮明に覚えているのに、本当はありがとうって伝えたいのになんであんなこと言ってしまったのか自分にもわからなかったです。 そうやって僕は感情に任せてよく人を傷つけてしまうことがまだあります。
結局あの後自分も何故か泣いてました。人を傷つけると自分も傷つくんです。 僕の大学受験の最大の失敗は“結果“ではなく、あの日お母さんを傷つけてしまったことです。
今努力してるのに結果が出なくてどんなに辛かったとしても、どんなに苦しかったとしても、この世界に生きている限り、1人じゃないってことです。人間って視野が広いようで本当によく見えてる部分はわずかしかありません。辛い時こそ、周りにいる自分を支えてくれている人に目を向けて “ありがとう“と言ってあげられる人間になりたいと思います。人生で成功する人は、お金持ちでも、イケメンや美女でも、スポーツ万能な人でもありません。人に助けてもらえる人です。そのためには人を信じ、信じられ、感謝し、感謝されるような人間にならなくてはなりません。 これから“ありがとう“の気持ちを常に忘れずに生きていきたいです。